nostos booksさんのインスタグラム写真 - (nostos booksInstagram)「頁をめくれどめくれど、金魚づくし。それらは夏の風物詩らしく金魚鉢のなかで涼しげに泳ぐあの可愛らしい姿とは、ちょっと違います。田名網敬一の描く金魚は幽玄的で、ときに官能的ですらあり、そしてすべての作品にはどこか黒く渦巻く影を覚えるのです。巻末を読んではじめて知りましたが、田名網敬一の祖父は趣味で金魚の養殖をされていたんですね。幼いころから巨大な水槽で泳ぐ金魚の姿を目にしていた田名網少年。戦争が激化した際、防空壕から見上げた水槽には、紅く燃える空に浮遊する真紅の金魚。そんな光景に美しさを感じる純粋な感性と、幼心に植え付けられた戦争への恐怖が胸にぐぐっと迫ってくるようです。記憶そのものを見せられているようなドローイングは特に圧巻。（なつき）『金魚博覧会』の詳細はこちらをご覧ください >> @nostosbooks #田名網敬一 #金魚博覧会 #nostosbooks #ノストスブックス #松陰神社前 #松陰神社前駅 #松陰神社商店街 #世田谷線#古本 #古本屋 #古書店 #東京古書店 #古本屋巡り #アート本＃アートブック #デザイン本 #ブックデザイン」7月2日 19時13分