nostos booksのインスタグラム(nostosbooks) - 9月1日 19時49分

神奈川県立近代美術館で開催中の、柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」を見に行きました。

平安後期から鎌倉前期にかけて制作された鳥獣戯画。当時の階級制度や貧しい生活を、人間を動物に置き換えユーモラスに風刺したとされています。
柚木さんの鳥獣戯画は村山亜土さんの舞踏劇を元に描かれています。その大きさなんと12メートル！

ひょうきんな動きをしている蛙や兎、猿やフクロウは、自由に力強く描かれ、今にも動き出しそうでした。ご本人による言葉の中には「鳥獣戯画が描かれた時代は、今の時代に似ている」という一文もあり、97歳の柚木さんのメッセージを感じました。

そのほかにも1980〜90年代にかけて制作された型染布や、絵本の原画、モノタイプの作品も見ることができます。


お客様に教えていただいてずっと行きたかった神奈川県立近代美術館。残念ながら雨だったのですが、晴れていたら海が綺麗に見えただろうなぁ。
新宿から一時間半ほどで行けるので、ちょっとした小旅行感も味わえましたよ。

柚木沙弥郎の「鳥獣戯画」は9月8日(日)までです。

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