清水文太のインスタグラム(bunta.r) - 8月2日 21時45分
こんにちは。清水文太です。
前回のブランド広告に続き2つ目。
イケアのアパレルが発売されたらしく、そのキャンペーンに出演しました。
EFTERTRÄDA COLLECTIONという名前らしい。
動画もYoutubeにあるので、よかったら見てね。BGMは自分が作ったものです。店内にも流れている。
自宅で撮影という話だったので、正直とても迷ったのですが、引き受けた理由があって。そのわけについて、綴ります。
僕がもっと若い時、自分の部屋を持つということに憧れを強く持っていました。
マイルームが家の中に存在するなんて、僕にとっては夢のまた夢のような話で。
それでも学生の頃は、それこそ、イケアによく通ってました。
買えるわけもないテーブルとか、カーペットとかのサイズを測ってみたり、ライトだって、どんな配置に置きたいかとか、ずーっと考えながら、あの一方通行の長くて広い店内を回っていた。
最後に寄ると決まっていたのは、出口に売ってる、ホットドッグとシナモンロールを食べること。
ホットドッグにフライドオニオンとか、ケチャップとかマスタードを「こんなにかける?」ってくらいかけて、頬張るんです。それが一日の食事だったりした僕だったけど、とても幸せだった。
ホットドッグに沢山トッピングするみたいに、自分の部屋を持つようになったら、僕の好きなものをいっぱい詰めよう。自分だけの秘密基地を、作ろう。
そう決めていた僕は、今、部屋を借りている。自分で働いたお金で家賃を払いながら暮らしてる。そんな未来を想像してなかった。だから、今は存分に部屋で暮らすことを楽しんでいる。人生って面白い。
リビングに緑の馬のオブジェを置いたり、紫の照明を点けた部屋で、バッグ型のスピーカーで音楽を鳴らしながら、好きな本や服を整理して、自分の好きなように配置するんだ。自らも音楽を作って過ごしたり。
COVID-19が流行り始めたとき、トイレをクラブみたいにしようと思って、CDを貼っつけて、ミラーボールを付けたんだ。そこに、昔描いた僕の絵を飾った。でも、元々鉛筆だけで描かれたとても暗い雰囲気のものだったから、今の僕の気持ちを乗せた。笑顔のシール、青い空。大きな木。沢山の色達。
あの時の僕の心の中は真っ黒だったかもしれないけど、今は晴れて、沢山綺麗なものが見えるようになった。見えないものだって、美しく見えるようになりました。こんなに綺麗な場所に生きてる僕は幸せ。イケアのお店に入るときの気持ちも、これからどんどん変わるんだろうな。
そんな、お爺ちゃんになるまで変化し続ける僕が、明るく歩みができるように、この家も僕らしく照らし続けたい。あ、実はもうそろそろ引っ越すそうかなと思ってるけど。笑
世界がこんなふうに様変わりした、新たな旅立ちの時期に、この撮影に参加することができてよかった。
誘ってくれたじゅんくん、ありがとう。
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2020/8/2