鷲見玲奈さんのインスタグラム写真 - (鷲見玲奈Instagram)「. 先日、福島県双葉郡にある東日本大震災・原子力災害伝承館( @fukushimainnov )に伺いました。  先月できたばかりのこの施設は、私たちが震災を忘れないために、また後の世代に伝えていくために作られたものです。   . 2011年3月11日のあの瞬間、私はまだ大学生で、当時住んでいた寮の最寄り駅、八王子駅にいました。  グラグラと駅が揺れ、鎖に吊るされた看板が左右に振られる中、慌てて外に出るとビルの中にいた人々が、たった今の私と同じような様相で外に出てくる姿がありました。  何が起きているのか分からない、しかし確実に何かが起きているという、得体の知れない恐怖感。   . 少し前の出来事すら忘れてしまう、あまり記憶力が良いとは言えない私ですら、あの時の情景や気持ちは今でも鮮明に覚えています。  あまりに悲惨でショッキングな記憶ですが、この先二度と同じような災害が起こらないとは限りません。  ですから、あの時の記憶を、経験をこの先に繋げていかなければならないのだと、今回伝承館を訪れたことで強く思いました。   . 伝承館には、震災が起こる前の福島と、震災の真っ只中に起きていたこと、震災がもたらした影響、そして現在進行形で続いている復興への挑戦についてが、  たくさんの展示物や映像によって伝えられています。  悲惨さを伝える中でも、刺激的な描写は極力避け、被災された方やお子さんに配慮している印象でした。  ただ東日本大震災の被害を伝えるだけではなく、そこからどう立ち直ってきたのかを展示することで、今後大きな災害が起きた時の教訓にしたい、してほしい、という思いが感じられます。   . 伝承館を見学させてもらった後には福島大学で災害ボランティアをする学生さんたちにお話を伺うことができました。  学生が運営するこの団体は、マネージャー20名と登録している学生さんたちで活動しており、資金の調達も含め、支援活動の全てを学生だけで行っているそうです。  足湯をしながら住民と向き合う「足湯活動」や、一緒に体を動かす「健康体操」、実際に学生が仮設住宅に住み込み、住民の方々に寄り添う「いるだけ支援」や、  子供たちへの「学習支援」など、その活動は多岐に渡ります。   . お話を聞いた竹内君によると、この団体はボランティアをしたい学生の受け皿でもあるのだそう。確かに私も学生時代に東北へボランティアに行きましたが、  なかなか受け入れてくれるボランティア団体が見つからず苦労したことを覚えています。  多くの学生さんが活動を継続していて、それは、ボランティアを通して少しずつ心を開いて貰えることに喜びを感じられるからなのだと言います。  林崎さんは、震災当時まだ中学1年生で、実際に避難所生活を経験したそうです。その時に避難所でボランティアの方に助けてもらい、それが嬉しかったので、  恩返しがしたくて参加していると話してくれました。  また、県外出身の伊野君は、活動する中で「また来てくれたね」と住民の方が声をかけてくれるのが嬉しくて、今では第二のふるさとみたいな感覚です。と話してくれました。   . 彼らによると、街並みの復興は進んできていても、心の復興はまだまだだそう。  最後に伝えたいメッセージを聞いたところ、  「日常を少しずつ取り戻してきていますが、まだ福島にマイナスイメージを持っている人がいるというのも現実です。どうか前を向いている所を応援してもらえたら嬉しいです。」と、  まっすぐな眼差しを向け話してくれました。   . もうすぐ震災から10年が経とうとしています。  あの日のことを忘れずに、目を背けず教訓として将来へ引き継いでいかなければいけないと思うと共に、改めて一人一人が防災意識を持ち、日常的に災害に備える必要があると、  強く感じた一日でした。伝承館を案内して下さった渡邊さん橘内さん、貴重なお話を聞かせて下さった学生のみなさん、本当にありがとうございました。   . #東日本大震災原子力災害伝承館 #東日本大震災 #がんばろう東北 #supported」10月26日 17時59分 - sumi__reina

鷲見玲奈のインスタグラム(sumi__reina) - 10月26日 17時59分


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先日、福島県双葉郡にある東日本大震災・原子力災害伝承館( @fukushimainnov )に伺いました。
先月できたばかりのこの施設は、私たちが震災を忘れないために、また後の世代に伝えていくために作られたものです。
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2011年3月11日のあの瞬間、私はまだ大学生で、当時住んでいた寮の最寄り駅、八王子駅にいました。
グラグラと駅が揺れ、鎖に吊るされた看板が左右に振られる中、慌てて外に出るとビルの中にいた人々が、たった今の私と同じような様相で外に出てくる姿がありました。
何が起きているのか分からない、しかし確実に何かが起きているという、得体の知れない恐怖感。
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少し前の出来事すら忘れてしまう、あまり記憶力が良いとは言えない私ですら、あの時の情景や気持ちは今でも鮮明に覚えています。
あまりに悲惨でショッキングな記憶ですが、この先二度と同じような災害が起こらないとは限りません。
ですから、あの時の記憶を、経験をこの先に繋げていかなければならないのだと、今回伝承館を訪れたことで強く思いました。
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伝承館には、震災が起こる前の福島と、震災の真っ只中に起きていたこと、震災がもたらした影響、そして現在進行形で続いている復興への挑戦についてが、
たくさんの展示物や映像によって伝えられています。
悲惨さを伝える中でも、刺激的な描写は極力避け、被災された方やお子さんに配慮している印象でした。
ただ東日本大震災の被害を伝えるだけではなく、そこからどう立ち直ってきたのかを展示することで、今後大きな災害が起きた時の教訓にしたい、してほしい、という思いが感じられます。
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伝承館を見学させてもらった後には福島大学で災害ボランティアをする学生さんたちにお話を伺うことができました。
学生が運営するこの団体は、マネージャー20名と登録している学生さんたちで活動しており、資金の調達も含め、支援活動の全てを学生だけで行っているそうです。
足湯をしながら住民と向き合う「足湯活動」や、一緒に体を動かす「健康体操」、実際に学生が仮設住宅に住み込み、住民の方々に寄り添う「いるだけ支援」や、
子供たちへの「学習支援」など、その活動は多岐に渡ります。
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お話を聞いた竹内君によると、この団体はボランティアをしたい学生の受け皿でもあるのだそう。確かに私も学生時代に東北へボランティアに行きましたが、
なかなか受け入れてくれるボランティア団体が見つからず苦労したことを覚えています。
多くの学生さんが活動を継続していて、それは、ボランティアを通して少しずつ心を開いて貰えることに喜びを感じられるからなのだと言います。
林崎さんは、震災当時まだ中学1年生で、実際に避難所生活を経験したそうです。その時に避難所でボランティアの方に助けてもらい、それが嬉しかったので、
恩返しがしたくて参加していると話してくれました。
また、県外出身の伊野君は、活動する中で「また来てくれたね」と住民の方が声をかけてくれるのが嬉しくて、今では第二のふるさとみたいな感覚です。と話してくれました。
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彼らによると、街並みの復興は進んできていても、心の復興はまだまだだそう。
最後に伝えたいメッセージを聞いたところ、
「日常を少しずつ取り戻してきていますが、まだ福島にマイナスイメージを持っている人がいるというのも現実です。どうか前を向いている所を応援してもらえたら嬉しいです。」と、
まっすぐな眼差しを向け話してくれました。
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もうすぐ震災から10年が経とうとしています。
あの日のことを忘れずに、目を背けず教訓として将来へ引き継いでいかなければいけないと思うと共に、改めて一人一人が防災意識を持ち、日常的に災害に備える必要があると、 強く感じた一日でした。伝承館を案内して下さった渡邊さん橘内さん、貴重なお話を聞かせて下さった学生のみなさん、本当にありがとうございました。
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2020/10/26

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