房野 史典さんのインスタグラム写真 - (房野 史典Instagram)「【えんとつ町のプペル】  朝からドキドキしてました。  お世話になってる先輩が映画を作って、今日がその公開初日。ドキドキしてソワソワして、頭の中がプペルに支配されて。  世界に挑戦すると豪語して。 絵本を作って、とにかく売って。 仲間を増やして、映画にして。 何年も何年もかけた、西野さんの分身のような映画が、クリスマスに封切りとなりました。  するよ。ソワソワ。 自分が22、23歳の頃からずっとお世話になってる先輩の大勝負だもん。 するよ。ドキドキ。  少し早めに家を出て、少し早めに映画館について。 コーラ買うとき「そういや西野さん、ここから何回もプペルを観るんだろうけど、そんときコーラ飲むんかな」とか、なんでもない疑問を頭に浮かべて。 席に座って、早めに機内モードにして、ぼんやりスクリーン見つめて。  ホントにこんな日が来るんだなぁ、って。  若い時から「一番おもしろくなりたい!」が口癖で、酔っ払ったときにこの言葉を吐かない日なんてなかった。 出会ってからしばらく経つと、メチャクチャ細いペンを握りしめて絵を描くようになり、合間を見つけては、カリカリの連続。 正月休みも絵本製作に全部費やして、吉本の旧本社の会議室にこもってずーっと描いて。 それをトンボがビデオカメラで撮影して、正月の予定が何もない房野も、横でペチャクチャおしゃべりして。 おしゃべりにゃ付き合ってくれるけど、いくら描いても描いても遅々として進まない絵本に対してフラストレーションが頂点に達したとき、 飲んでた缶のコーンポタージュの、そのつぶつぶのコーンが底に溜まって口に届かず、狂ったように缶をシャッフルしてる西野さんの姿、トンボと一緒にゲラゲラ笑ったな。  あそこから数えて何年になるよ。  一つ目の絵本を出版してから何年になる。  そこから「えんとつ町のプペル」という分業制の絵本に取り掛かって。 その絵本が今日こうして映画として上映される。  それも、何年になるよ。  えんとつ町のプペルを作り始めて、すごい事やってるのに相変わらず世の中から叩かれて。  今日この日まで一体どれだけの月日が流れたんだよ。  西野さんには、一体どんな時間だったんだよ。  目の前のスクリーンには、これから上映予定の映画の予告編が流れてるはずなのに。僕の目にはプチ走馬灯が映り込んでくる。  そして、えんとつ町のプペルが始まりました。  プペルが誕生して。  ルビッチと出会って。  ブルーノが語って。  映画が終わった。  一番だった。  どう考えても、一番おもしろかった。  本当に一番おもしろいものを作って、一番おもしろい人になっちゃった、西野さん。  映像も、 音楽も、 セリフも、 ストーリーも、 メッセージも、 全部、全部、ミクロの単位まで全部。一切の妥協を許さず渾身の力を込めて、  一番おもしろいもの作っちゃった、西野さん。  不思議でした。  映画が始まってすぐ、  「ああ、一番おもしろいなぁ」  って思って、最後の最後までずっと変わらず一番おもしろかったんだけど、後半はずっと泣いてたから。  一番おもしろいものを観てるのに、泣くなんて。 変だなと思いながら、どうしても泣けて。  泣くかも、って予告らしきものがなく涙が出てきて。  ルビッチがしゃべるたび  プペルがしゃべるたび  ブルーノがしゃべるたび  ストーリーが進んで、たくさんのセリフを聞くたび  泣いて。  泣いて、泣いて、泣いて。  なんでだろうな。  映画が、あまりにも西野さんの分身すぎたからかな。  日本中から叩かれて、それでも西野さんが負けなかったからかな。  それのどれもこれも当たってるんだろうけど、でも  映画がハチャメチャに最高だったから。だからずっと泣けたんだろうな。  挑戦する者が受ける仕打ちのむごさを どんな状況でも離れていかない人の支えを 家族を 友情を 信念を  あんな飛びっきりのアニメーションでぶつけられると、それはやっぱり泣くに決まってる。  だからだから。  僕はどうしても映画と西野さんの軌跡を重ね合わせて観てしまった部分もあったけど、 西野さんのことを全く知らない人が、何の予備知識もなくプペルを観たとしても、絶対にささるぞ。確実に。  出会ったときから、僕のやることなすこと全部を笑ってくれた先輩。 僕だけじゃなく全後輩のやる事に"ノー"を出したことのない先輩。 誰よりも手を叩いて大笑いして、「最高じゃん!おもしれぇな!」しか言わない先輩。  誰よりも否定の痛みを知ってる先輩が、全ての挑戦を全肯定する映画を作られました。  西野さんと、映画に携わった全てのスタッフの皆様が、命を削って届けてくれたおかげで、最高のエンターテイメントを目撃することができました。 心の底からありがとうございます。 最高のクリスマスです。  西野さん、すみません。 もうちょっと上手いこと映画の内容のプレゼンしたかったんですが、どうも上手くいきませんでした。 一方的に最高の映画をプレゼントしていただいただけになっちまいました。  今日からまた大勝負を続けられるんですもんね。 どうかご自愛ください。  ずっと応援させていただきます。  みなさん、えんとつ町のプペルを観に行ってください。  #えんとつ町のプペル」12月25日 21時42分 - bounofuminori1980

房野 史典のインスタグラム(bounofuminori1980) - 12月25日 21時42分


【えんとつ町のプペル】

朝からドキドキしてました。

お世話になってる先輩が映画を作って、今日がその公開初日。ドキドキしてソワソワして、頭の中がプペルに支配されて。

世界に挑戦すると豪語して。
絵本を作って、とにかく売って。
仲間を増やして、映画にして。
何年も何年もかけた、西野さんの分身のような映画が、クリスマスに封切りとなりました。

するよ。ソワソワ。
自分が22、23歳の頃からずっとお世話になってる先輩の大勝負だもん。
するよ。ドキドキ。

少し早めに家を出て、少し早めに映画館について。
コーラ買うとき「そういや西野さん、ここから何回もプペルを観るんだろうけど、そんときコーラ飲むんかな」とか、なんでもない疑問を頭に浮かべて。
席に座って、早めに機内モードにして、ぼんやりスクリーン見つめて。

ホントにこんな日が来るんだなぁ、って。

若い時から「一番おもしろくなりたい!」が口癖で、酔っ払ったときにこの言葉を吐かない日なんてなかった。
出会ってからしばらく経つと、メチャクチャ細いペンを握りしめて絵を描くようになり、合間を見つけては、カリカリの連続。
正月休みも絵本製作に全部費やして、吉本の旧本社の会議室にこもってずーっと描いて。
それをトンボがビデオカメラで撮影して、正月の予定が何もない房野も、横でペチャクチャおしゃべりして。
おしゃべりにゃ付き合ってくれるけど、いくら描いても描いても遅々として進まない絵本に対してフラストレーションが頂点に達したとき、
飲んでた缶のコーンポタージュの、そのつぶつぶのコーンが底に溜まって口に届かず、狂ったように缶をシャッフルしてる西野さんの姿、トンボと一緒にゲラゲラ笑ったな。

あそこから数えて何年になるよ。

一つ目の絵本を出版してから何年になる。

そこから「えんとつ町のプペル」という分業制の絵本に取り掛かって。
その絵本が今日こうして映画として上映される。

それも、何年になるよ。

えんとつ町のプペルを作り始めて、すごい事やってるのに相変わらず世の中から叩かれて。

今日この日まで一体どれだけの月日が流れたんだよ。

西野さんには、一体どんな時間だったんだよ。

目の前のスクリーンには、これから上映予定の映画の予告編が流れてるはずなのに。僕の目にはプチ走馬灯が映り込んでくる。

そして、えんとつ町のプペルが始まりました。

プペルが誕生して。

ルビッチと出会って。

ブルーノが語って。

映画が終わった。

一番だった。

どう考えても、一番おもしろかった。

本当に一番おもしろいものを作って、一番おもしろい人になっちゃった、西野さん。

映像も、
音楽も、
セリフも、
ストーリーも、
メッセージも、
全部、全部、ミクロの単位まで全部。一切の妥協を許さず渾身の力を込めて、

一番おもしろいもの作っちゃった、西野さん。

不思議でした。

映画が始まってすぐ、

「ああ、一番おもしろいなぁ」

って思って、最後の最後までずっと変わらず一番おもしろかったんだけど、後半はずっと泣いてたから。

一番おもしろいものを観てるのに、泣くなんて。
変だなと思いながら、どうしても泣けて。

泣くかも、って予告らしきものがなく涙が出てきて。

ルビッチがしゃべるたび

プペルがしゃべるたび

ブルーノがしゃべるたび

ストーリーが進んで、たくさんのセリフを聞くたび

泣いて。

泣いて、泣いて、泣いて。

なんでだろうな。

映画が、あまりにも西野さんの分身すぎたからかな。

日本中から叩かれて、それでも西野さんが負けなかったからかな。

それのどれもこれも当たってるんだろうけど、でも

映画がハチャメチャに最高だったから。だからずっと泣けたんだろうな。

挑戦する者が受ける仕打ちのむごさを
どんな状況でも離れていかない人の支えを
家族を
友情を
信念を

あんな飛びっきりのアニメーションでぶつけられると、それはやっぱり泣くに決まってる。

だからだから。

僕はどうしても映画と西野さんの軌跡を重ね合わせて観てしまった部分もあったけど、
西野さんのことを全く知らない人が、何の予備知識もなくプペルを観たとしても、絶対にささるぞ。確実に。

出会ったときから、僕のやることなすこと全部を笑ってくれた先輩。
僕だけじゃなく全後輩のやる事に"ノー"を出したことのない先輩。
誰よりも手を叩いて大笑いして、「最高じゃん!おもしれぇな!」しか言わない先輩。

誰よりも否定の痛みを知ってる先輩が、全ての挑戦を全肯定する映画を作られました。

西野さんと、映画に携わった全てのスタッフの皆様が、命を削って届けてくれたおかげで、最高のエンターテイメントを目撃することができました。
心の底からありがとうございます。
最高のクリスマスです。

西野さん、すみません。
もうちょっと上手いこと映画の内容のプレゼンしたかったんですが、どうも上手くいきませんでした。
一方的に最高の映画をプレゼントしていただいただけになっちまいました。

今日からまた大勝負を続けられるんですもんね。
どうかご自愛ください。

ずっと応援させていただきます。

みなさん、えんとつ町のプペルを観に行ってください。

#えんとつ町のプペル


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2020/12/25

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