仲川希良さんのインスタグラム写真 - (仲川希良Instagram)「#adventcalendar 🎄19 「思い出のクリスマス」というおしゃべりテーマをいただきました・・ランドネでの連載「絵本とわたしとアウトドア」で19冊目に選んだのは「クリスマス・イブ」クリスマスの前の夜に眠れなくなった子どもたちがベッドから抜け出してツリーを触りに行くという小さな冒険をする絵本です・同じような体験をしたことがあるわけではありませんがこの本で描かれるクリスマスがまさに私の思い出の中のクリスマス・・父がフランス人なのでクリスマスは1年で1番大切といってもいい日私が一人暮らしをしたいと両親に告げた時に父が言ったのは「クリスマスには帰ってきなさい」ということだけでした・・実家では12月になると庭のモミの木を家の中に入れて飾り付けをしクリスマスイブにはその下に色とりどりのプレゼントを並べていました・各々が家族一人一人に宛てたプレゼントを置いていたのでなかなかの量クリスマスの朝にこれはおばあちゃんから、これはお母さんから……とひとつずつ開けるとなんとなく誰からか分からないような大物はサンタさんからかな！という感じであえて確認するでもなしサンタさん云々は割と幼いうちからどうでもよいことだった気がします・それよりもクリスマスまでに家族の顔を浮かべながらプレゼントをあれこれ考えることこっそり隠れて絵を描いたり松ぼっくりに色を塗ってプレゼントを手作りする時間クリスマスの時だけ出てくる聖歌隊のCDやモミの木の模様のテーブルクロス母が用意するイブのご馳走と父が用意するとっておきのチーズ・それからそんなワクワクが通り過ぎたあとのイブの夜の静けさ・・いつもは寝る時間になると消されるツリーの電飾がその夜だけはつけたままにされていて音もなく点滅する光が照らす綺麗な包装紙のプレゼントを横目に「おやすみなさい」と言って布団に入るもののなかなか寝付けなくて・でもそれはプレゼントの中身が気になるからではなく何かもっと大きなものの存在に圧倒される感じ・家族の喜びや幸せを想う気持ちみんながこの日を大切にする気持ち・今思うとそういったものに満たされた夜に胸がいっぱいになっていたんだと思います・・絵本の中でツリーにたどり着いた子どもたちは寄り添って声も出さずに立ち尽くします聖なるクリスマスに包まれる瞬間・私はあのシーンを読むたびにこれこそがクリスマス、と思っています・・・連載のなかではいつものようにアウトドアでのひとときと絡めて山の夜についてお話ししていますプロフィールにリンクをはっておくのでよかったらご覧ください😊 ・・ #🎄 ✨🎁🎁🎁✨」12月22日 1時40分