深澤里奈のインスタグラム(rinatj) - 8月28日 08時35分
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家元が軽井沢の別荘にご滞在の折、
都合が合えばそちらで稽古しましょう…と社中に有難いご提案をいただいているので
先週は2度伺わせていただきました。
同じ軽井沢といえど、場所が変わるとその趣も随分変わります。
軽井沢荘は、手を入れすぎていない緑豊かな自然と調和していて、
建ててから随分時間は経っていますが、手入れされているのでしょう、味わいのある佇まいです。
数年前に作ったというデッキは
十分な広さがあって、初日はほとんどそこで過ごさせていただきました。
家元のご趣味である笛の演奏を聴いているときは極楽気分。なんとも贅沢なひと時でした。
ござを敷いて、盆点のお稽古しましょうかとのことでしたので、今年に入って購入した茶杓を仕組ん
で一客一亭でお薄を点てました。
茶杓の共筒に書かれている銘の意味するところを知りたかったのですが、、、結局もう少し調べてみましょうということで収まりました。そんなお話ができて楽しい一席となりました。
次の日、私は自分のtea journey のお稽古を終えて、午後から軽井沢荘に伺うと、
長野支部の先生方、東京の先生方で廻り花をされた後でした。
床の間がとても華やかで、用意したのは木槿の一輪のみ、あとは庭から切ったものだったそうです。
ちなみに、茶花は、季節のものをごく自然に、そのままの姿を生かして入れます。いけばなのような決まりはありません。
到着するとすぐに家元の半東に入らせていただきました。
その後は、他の先生が点てて下さった和韻点て(家元ご考案)で一服いただき、その間に新たにいらした先生には、私が点てさせていただきました。
茶の湯というのは本当に不思議なもので、
こうして初めてお目にかかる方にもそれを通じて、なんとも言えない独特の距離感で交わることができるのです。
私にとっては、もう一つの『言語』とも言えるものかもしれません。
世代も違えば、暮らしている環境も違う方と、狭い空間でひと時を楽しむあの感覚は、茶の湯以外で他に知りません。
茶の湯は、短期間で多くが分かると言った類のものではありませんが、一生続けていく学びの稽古事だからこそ、そこでできた友人は、文字通り生涯の友になります。
つくづく、良いなぁと思いながら、こうした貴重な気づきをいつもくださる家元に感謝しかありません。
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2022/8/28