小見山峻のインスタグラム(shun_komiyama) - 3月16日 22時59分

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俺たちは遺す。遺したいものを。誰かの心に、一秒でも長く居座れるように祈りながら。それを写真と呼ぶ。また新しい季節が来て、押し出されるように過去のなにかを忘れていく摂理の中で、それでも、神様に逆らってでも遺す。遺したいと思えていないものを撮ったとき、俺はそれを写真とは呼ばない。表現だとか、クリエイティブだとか、仕事だとかじゃない。ただ遺したいものを遺す。十年先、百年先、この星の寿命まで。不老不死にしてやる。遺したいと思うものに出会い続ける限り、写真は終わらない。季節が何回転しようと、時代がどう変わろうと、きっと変わらない。俺たちは俺たちが遺したいものを遺す。ただ遺してゆく。誰かの中に。できれば貴方の。

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