安藤優子のインスタグラム(yukoando0203) - 4月11日 13時04分

ベトナム戦争から10年。

を取材した時の写真です。

ピューリッツァ賞を受賞したベトナム戦争当時の写真の被写体となった人々のその後を追ったドキュメンタリーの取材で、初めてベトナムを訪れた時の写真です。

澤田教一さんが撮ったあまりにも有名な「安全への逃避」という、アメリカ軍の攻撃から逃れるために川を渡る一家をとらえた写真。

澤田さんはこの写真でピューリッツァ賞を受賞して、世界中に知られた存在になりました。

ベトナム戦争終結から10年、1986年にその写真が撮られた村を探して訪ねると、果たしてそこには変わらずにこの一家が暮らしていました。

戦果によってどんなに村が破壊されようとも、変わらずにその土地に生きる人たち。

生活はなお一層貧しくあっても、その土地をけっして離れることなく、暮らしていました。

変わったことは、戦火から生き延びたにも関わらず、一家の中心だった若い母親がお産で亡くなっていたことでした。

あの戦争がもたらしたものはなんだったのか、深く考えさせられる取材でした。

そんな戦争の理不尽な現実を、これまでの取材を通して今後、椙山女学園大学での講義で若い世代に伝えて行きたいと思ってもいます。

講義の準備に追われてるいますが、責任をひしひしと感じています。

#ベトナム戦争
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