瀧口友里奈のインスタグラム(yurinatakiguchi) - 4月30日 22時29分
メモ✍️
Netflixの新作ドラマ「BEEF」、すごくおもしろくて一晩で一気見しました!
今年のアカデミー賞を席巻した映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を生み出した、今、最も注目の米国の新興インディペンデント系映画製作・配給会社「A24」の最新ドラマ作品。
格差社会、メンタルヘルス、ストレス社会、人種差別など、現代社会の抱える問題が凝縮された作品。
主人公は一家を養う起業家の女性(夫は主夫)と、業績不振に悩む工事請負業者の男性。この二人のアジア系米国人。
すごく今っぽい表現手法だと思ったのが「怒り」から始まるストーリーだってことなんです。
2人の出会いは、はらわたの煮えくり返るような怒り、対立から始まる。
そして、この怒りがこの作品を通底している。
甘美なラブストーリーでは決してない。
というか、一見ラブストーリーですらない。
(もしかしたら、ラブストーリーだと捉える人すら少ないのかもしれない。)
けれども、今の世の中の人がたぶん一番求めているんじゃないかって思うような、心だったり、魂のつながりについて描かれてて、私はこの作品を見て至極のラブストーリーだと思いました。
男性と女性が出会い好きになってみたいな、よくある甘美なラブストーリーでなくて、
今の社会では、格差、ヒエラルキーだったり、そこから受けるストレスだったり、何かしらの「怒り」にみんな触れて、何かしらの方法でそれをマネージして、生きていると思うのですが、私たちが今生きている世界のベースにあるそういった感情をすごく捉えているんじゃないかなと。
その中で誰もがもがいて生きていて、主人公のようなお金持ちの起業家の人も、お金を持っていない人も、皆同じように怒りにさらされている。
そうじゃないと生きていけないけれども、その中でひと筋の希望が見い出せるような魂のつながり。
一番遠くて対極にいる、対立してる他者を通して、自分を発見して理解していくという心のつながりが描かれていて、それこそが一番、今、腑に落ちるラブストーリーなのかもなと。
妙にしっくり来てしまいました。
ちなみに、タイトルの「BEEF」=罵り合い。
邦題「逆上」です。
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2023/4/30