平原綾香さんのインスタグラム写真 - (平原綾香Instagram)「. 「あんパン物語」  実は一昨日、久しぶりに 亡くなった父が夢に出てきた。 自分が持っていた デニッシュ生地のあんパンをちぎって 父と母に渡す夢だった。  「あんパン、買わなくちゃ」  目が覚めても頭の中は その夢の事でいっぱいだった。  そうだ、なんとしても今日は あんパンを買うんだ、私は。  お稽古場に向かう車の中で マネージャーさんに夢の内容を説明し パン屋さんに寄りたいと話した。 まるでアンパンマンみたいですね!という 言葉を胸に刻み、急遽 お稽古場近くのスーパーに寄ることにした。  そのスーパーにはパン屋さんが入っていて そこで毎日焼いているそうだ。  平「あんパンありますか?!」 店「あと20分ほどで焼きあがるのですが!」 平「お昼休みにまた来ます!」 店「はい!」 平「あの、売り切れたりしないですよね?!」 店「たぶん大丈夫だと思いますが!」 平「今日はどうしてもあんパンがほしいんです」  お店の人も、私が平原綾香だと 分かっていたみたいだった。 平原さんって どれだけあんパン食べたいんだろう的瞬間が 出来上がっていた。  お昼休みになり いつもごはんを一緒に食べる あやちゃんこと望海風斗ちゃんに事情を説明する。  望「買いに行くのひとりで大丈夫?」 平「大丈夫!あんパン買ってくるね!」  「はじめてのおつかい」的雰囲気のまま 再び、スーパーのパン屋さんへ。  平「あんパンまだありますか?!」 店「あります!ですが・・・」 平「え?!」 店「今日なんか、いつもよりちょっと」 平「(ドキドキ)」 店「大きく焼けちゃったんですよ・・・」 2「(爆笑)」  父へのお供え用と、あやちゃんと分け合う用 大きな2つのあんパンを無事ゲットし 今日はヨーグルトも食べてやろう、と 大好きなパルテノも買い、お店をあとにした。  袋はいらないですとケチってしまったものだから 案の定、いろいろと持ちきれず 信号待ちでスプーンを落とす平原。  そこへ「大丈夫ですか?」と 声をかけてくれたのは マイエンジェル甲斐翔真くんだ。  お稽古場に一緒に向かうまでの間、翔真くんに エプソムソルトとオーガニック麦茶の良さを 力説し、私はあやちゃんの元へと戻った。  先に食べずに私の帰りを待ってくれていた あやちゃんもまた 私の大事なマイエンジェルである。  さぁ、母の作ってくれたお弁当を食べてから いざ、あんパン実食。  ちょうどそこに かなたんこと伊礼彼方くんもいたので まるで、夢の中のように 3人であんパンをちぎって分け合った。  想像以上に美味しかった。 隣で、美味しい美味しいと食べている2人を みているだけで幸せが溢れた。 分け合うって、こんなに美味しいんだった。  大きく焼けてしまったあんパン。 帰ったら、父にお供えしよう。  マネージャーさんに お稽古場でもあんパンを分け合ったと話すと やっぱりアンパンマンみたいですね!と。 顔をちぎりはしないが、確かに少しだけ似ている。 人に喜んでもらえることが嬉しくて アンパンマンもきっと、あの職業を やめられないのだと思う。  家に帰ると、いつも出迎えてくれる母。 晩御飯を作って待ってくれているのだ。 その日食べたごはんもまた特別に美味しかった。  そういえば、お供えするのを忘れていたと バックの中を探すも、あんパンが見つからない。 大きいから、見つからないはずがない。  あ「ママ、ここに置いといたパンしらない?」 マ「え?!」 あ「パパにお供えするあんパン」 マ「あ!!!食べちゃった!!!」 あ「えーーーーー!!!?」 マ「半分食べちゃった!」 あ「最初にパパにお供えする予定だったの!」 マ「そうだったの?!パパ、ごめん!!」  無事、ふたりで 食べかけのあんパンをお供えした。 そういえば、母にはまだ 夢の話をしていなかったんだった。ごめん!  ふと食卓を見ると、晩御飯と一緒に 牛乳が2つ用意してあったのに いまさら気がついた。  マ「パパは、あんパンと牛乳を   一緒に食べるの好きだったじゃない?」  私が買ってきたあんパンをみて 母も自然と思い出していたのだった。  そうだ。 お供えしなくとも、同じ食卓で 父はとっくに食べていたのかもしれない。 あんパンを、この牛乳と一緒に。  あんパンだけじゃなく、きっとあの日の晩御飯も。」5月21日 21時12分 - ayaka_hirahara_official

平原綾香のインスタグラム(ayaka_hirahara_official) - 5月21日 21時12分


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「あんパン物語」

実は一昨日、久しぶりに
亡くなった父が夢に出てきた。
自分が持っていた
デニッシュ生地のあんパンをちぎって
父と母に渡す夢だった。

「あんパン、買わなくちゃ」

目が覚めても頭の中は
その夢の事でいっぱいだった。

そうだ、なんとしても今日は
あんパンを買うんだ、私は。

お稽古場に向かう車の中で
マネージャーさんに夢の内容を説明し
パン屋さんに寄りたいと話した。
まるでアンパンマンみたいですね!という
言葉を胸に刻み、急遽
お稽古場近くのスーパーに寄ることにした。

そのスーパーにはパン屋さんが入っていて
そこで毎日焼いているそうだ。

平「あんパンありますか?!」
店「あと20分ほどで焼きあがるのですが!」
平「お昼休みにまた来ます!」
店「はい!」
平「あの、売り切れたりしないですよね?!」
店「たぶん大丈夫だと思いますが!」
平「今日はどうしてもあんパンがほしいんです」

お店の人も、私が平原綾香だと
分かっていたみたいだった。
平原さんって
どれだけあんパン食べたいんだろう的瞬間が
出来上がっていた。

お昼休みになり
いつもごはんを一緒に食べる
あやちゃんこと望海風斗ちゃんに事情を説明する。

望「買いに行くのひとりで大丈夫?」
平「大丈夫!あんパン買ってくるね!」

「はじめてのおつかい」的雰囲気のまま
再び、スーパーのパン屋さんへ。

平「あんパンまだありますか?!」
店「あります!ですが・・・」
平「え?!」
店「今日なんか、いつもよりちょっと」
平「(ドキドキ)」
店「大きく焼けちゃったんですよ・・・」
2「(爆笑)」

父へのお供え用と、あやちゃんと分け合う用
大きな2つのあんパンを無事ゲットし
今日はヨーグルトも食べてやろう、と
大好きなパルテノも買い、お店をあとにした。

袋はいらないですとケチってしまったものだから
案の定、いろいろと持ちきれず
信号待ちでスプーンを落とす平原。

そこへ「大丈夫ですか?」と
声をかけてくれたのは
マイエンジェル甲斐翔真くんだ。

お稽古場に一緒に向かうまでの間、翔真くんに
エプソムソルトとオーガニック麦茶の良さを
力説し、私はあやちゃんの元へと戻った。

先に食べずに私の帰りを待ってくれていた
あやちゃんもまた
私の大事なマイエンジェルである。

さぁ、母の作ってくれたお弁当を食べてから
いざ、あんパン実食。

ちょうどそこに
かなたんこと伊礼彼方くんもいたので
まるで、夢の中のように
3人であんパンをちぎって分け合った。

想像以上に美味しかった。
隣で、美味しい美味しいと食べている2人を
みているだけで幸せが溢れた。
分け合うって、こんなに美味しいんだった。

大きく焼けてしまったあんパン。
帰ったら、父にお供えしよう。

マネージャーさんに
お稽古場でもあんパンを分け合ったと話すと
やっぱりアンパンマンみたいですね!と。
顔をちぎりはしないが、確かに少しだけ似ている。
人に喜んでもらえることが嬉しくて
アンパンマンもきっと、あの職業を
やめられないのだと思う。

家に帰ると、いつも出迎えてくれる母。
晩御飯を作って待ってくれているのだ。
その日食べたごはんもまた特別に美味しかった。

そういえば、お供えするのを忘れていたと
バックの中を探すも、あんパンが見つからない。
大きいから、見つからないはずがない。

あ「ママ、ここに置いといたパンしらない?」
マ「え?!」
あ「パパにお供えするあんパン」
マ「あ!!!食べちゃった!!!」
あ「えーーーーー!!!?」
マ「半分食べちゃった!」
あ「最初にパパにお供えする予定だったの!」
マ「そうだったの?!パパ、ごめん!!」

無事、ふたりで
食べかけのあんパンをお供えした。
そういえば、母にはまだ
夢の話をしていなかったんだった。ごめん!

ふと食卓を見ると、晩御飯と一緒に
牛乳が2つ用意してあったのに
いまさら気がついた。

マ「パパは、あんパンと牛乳を
一緒に食べるの好きだったじゃない?」

私が買ってきたあんパンをみて
母も自然と思い出していたのだった。

そうだ。
お供えしなくとも、同じ食卓で
父はとっくに食べていたのかもしれない。
あんパンを、この牛乳と一緒に。

あんパンだけじゃなく、きっとあの日の晩御飯も。


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2023/5/21

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