村本大輔のインスタグラム(muramotodaisuke1125) - 7月5日 10時02分
福島県いわき市でライブ。この町で歌を歌ってる人が俺を誘ってくれる。彼の仲間がカメラマンをやってくれたり、フライヤーをデザインしたり、手伝ってくれて2回目のライブを開催してくれた。
その歌を歌う男は、熱くてまっすぐでいい男だ。会うなり彼は静かに怒ってた「ある店にフライヤーを持って行ったら店の店主がうちの店の常連に彼の(村本)ことを嫌いな人が二人いるからフライヤーは貼れないと言われたんです、たった二人のアンチを気にするんです!」と。おれは心の中で二つのことを思った。ひとつは「それで怒るなんてなんて真っ直ぐでいい男なんだ」ともうひとつは「え!?それ俺に言っちゃう!?」と笑
いわきは原発事故で避難する人たちが沢山いた街。
おれが街の人たちに「処理水どう思います?」と聞いたら笑った。
言っちゃいけないことを言ってるって笑いだった。それを見てたBARの店主が「あそこで笑うのはおかしいよ、普段からその話をしてないってことだ、避けてんだよ」と言った。翌日、新聞記者の人と話した、彼は「僕、原発事故の担当だったんですが、なぜ事故が起きたか、突き詰めると、みんな一つの答えになるんです、それは沈黙です」と言った。要は、原発が街にできる時、反対する人、危ないんじゃないかって思う人達は何も言わない、沈黙する、それを話さない、沈黙がそれを作る」みたいなことを話してた。処理水どう思う?で笑いがあった昨夜とリンクした。
原発事故のあった街の女の子が言った、わたしお菓子屋をやってるんですがGoogleのレビューに「避難民がやってる店、原発事故の金のくせに」と書かれたと。電車で隣に座ってた女性たちの話が聞こえてきた。「原発事故のあった後、隣の家のおじいちゃんが野菜持ってきてくれたんだけど、放射線怖くて、後で捨てたんだぁ、あれを思い出すと胸が痛くて」と。
原発事故のネタをやると「時事ネタ」と言われる。
時事ネタって言葉が好きじゃない、その時の事と書くから。時事ネタはナマモノの感じがする。他人目線すぎる言葉のように感じる。ニュースを見てる人にはその時の事だけど、当事者は今も続いてることだから。
沈黙が作る悲劇について考えさせられたいわきの夜
でも…
村本さんのこと嫌いな人があの店に二人いるって言葉は沈黙してて欲しかった…笑
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2023/7/5