高山沙織さんのインスタグラム写真 - (高山沙織Instagram)「【最長片道切符の旅振り返り♯4】こんにちはアンドロイドのお姉さんです。私は道東最大級の都市釧路に来ております。さすがに駅舎は立派ですね。ただ、昔はもっと活気があったようで釧路駅の地下にはステーションデパートなるものが存在していたようですが、今は閉鎖された入り口にその名残りを感じるだけになっています。そしてより強烈に釧路の現状を表している駅前の廃ビル。飲み放題やカフェの看板は出たままになっていますが、中を覗くとベニヤ板で覆われていて廃墟となっています。釧路駅前はそんな空き店舗が目立ちかなり寂しげな現状です。そして目抜き通りの北大通りにも廃ビルが。こちらは北海道で2番目に経営破綻した”丸ト北村” という百貨店。その向かいには”丸井今井”という元デパートだった建物。2006年に閉館したままそのままになっています。窓ガラスも割れたままでちょっと危ないですよね。通りを進むと”丸井今井”のデパートだった建物が。 ”キュート”という名前でリニューアルしたのですが、テナントが集まらずオープンすることなく閉店となりました。結構地方でもシャッター街の現状などはよく見るのですが、このような大きな建物が1棟丸々廃墟になっていて、しかもそれが一つや2つではないというのは珍しいことかもしれません街がこのようになっている背景には郊外に大きなイオンができてそちらに客が奪われたのと、人口が年々減少しているというのも原因にありそうです。ただ今の廃墟だらけの釧路の現状を逆手にとって廃墟ツアーなるものが去年開催されたのだそう一見ネガティブなものをポジティブに変えられたら強いですよね。釧路には世界三代夕日の一つに数えられるほどの美しい夕陽や美味しいグルメ（釧路は炉端焼き発祥の地だったり、鉄板の上にミートソースパスタととんかつをのせたローカルグルメ”スパカツ”があったりします）があります。今回1泊して楽しかった釧路の街に再び活気が戻れば良いですね。そして翌日、釧路駅を出発です。今回のルートは根室本線を通り釧路から富良野まで向かいます。北海道らしい雄大な風景が広がる車窓。しばらく走っていくと車窓はかなりシティになってきます。豚丼で有名な帯広駅も通ります。実は帯広の街は釧路と道東でどっちが都会かとよく比較されているのですが、最近は人口も帯広市の方が上回ったらしく、道東最大の都市の地位争いが激化しそうな予感がしますね。私は新得駅で下車します。 2016年に起きた台風の被害により新得から東鹿越への区間が不通になってしまった為、ここからは鉄道ではなく代行バスでの移動になります。最長片道切符でももちろん乗れます車内には3人ぐらいしかいないまま出発しました市街地を抜けるとバスはどんどん峠に入っていきます。かつて日本の鉄道路線で3大車窓と言われた絶景がこの先の狩勝峠にあるのです。”かつて”と言ったのは峠を通っていた旧根室本線は山間部の険しい路線だったため新トンネルができて今は廃線となってしまいました。しかしこの代行バス幸か不幸かなんと狩勝峠を通るので今や幻となった車窓を見ることができるのです。日本三大車窓狩勝峠からの車窓を見れてラッキーと思っていたのですが、実は私、絶景が見える方と逆方向に座っていたみたいで「これが狩勝峠かー」と思って撮影していた私は一体何を撮っていたのでしょうね。代行バスに乗ってから約1時間、東鹿越の駅に到着です。そこから普通列車に揺られること40分ようやく富良野駅に到着富良野はちょうど北海道の中心に位置する町で"北海道のへそ"と言われたりしますねということで見ていただきありがとうございます次は冬の富良野をぶらぶらしてみます。」7月17日 12時46分