陽月華のインスタグラム(hizukihana_official) - 7月28日 12時35分

☆

式典のために訪れた久しぶりの宝塚は
覚えていたい時間が溢れていたので
日記みたいな備忘録。

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式典本番前日。リハーサルのため前日入り。

着いた！宝塚！撮りますよ。ここで。

新幹線の中で
式典の進行台本と、フリーペーパーで配布されていた一三先生の記事を読む。以前こちらをおもしろかったよ！と教えてくださった上級生の方に「私も読みたいです」と図々しくお願いし送っていただいた冊子。一三先生のお人柄が身近に感じられるお話の数々。

胸像でしかお会いしたことのない“偉業を成し遂げた歴史上の人物”として遠い存在に思っていてもおかしくないのに、なんでだろう。一三先生はとてもあたたかくその存在を感じる。

マルーン色の阪急電車に乗りたかったけど
乗り換えなしのJRで。JR宝塚駅から見た阪急宝塚駅。うつくちぃ。

この日の私は、とにかくカラダがラクな方を選ぶようにした。
理由はこの日の占いがまさかの
『無計画に勢いで行動すると明日に響く』
こんな予言ある？
ありがとう。教えてくれて。

久しぶりの大好きな場所であれやこれややりたい行きたい食べたい会いたい、になるところをぐっっっと抑えて翌日の式典に集中する！するのだ。

はやめに宝塚に着き腹ごしらえ。
懐かしのパスタさんのたらこイカ納豆ピラフツナ足し。おーいし！
劇団生の頃は大盛りでもペロリだったもんなあ。明かりが落ちた薄暗い稽古場で、使い果たした気力を補うように食べた懐かしの味。冷めてもおいしいのです。

大劇場のたこ焼きも食べたい！
ポピーのいちごジュースも飲みたい！
ルマンのサンドイッチ！
が、例の予言がちらつく。明日のために明日のために…

ぐっとこらえて
いざリハーサルのために大劇場へ。

温度、湿度、香り、ピンと何かが張った空気。

不思議なくらい
懐かしいのに昨日までそこにいたような。
細胞が覚えている大劇場の舞台から地続きの、袖から楽屋のあの空間。

急にビビってきた。

そりゃあお話をいただいた時から恐縮しきりだったけど、卒業してから遭遇する緊張とはまた違う所から湧いてくる緊張感。

懐かしくも怖い。

ご一緒させていただく上級生の方の方に緊張しながらご挨拶。あたたかいお言葉に心が解れる。“宝塚”という土台で繋がっている方々の安心感と全幅の信頼。

リハでのわたしは
やっぱりさっそくやらかす。

あわあわあわと舞台に出ると、
そこに広がる大劇場の客席の風景。
舞台からのその景色は
やっぱり懐かしく、でも昨日まで見ていたような。

こりゃあ…たいへんなことだぞ…。
たいへんなことなんだぞ！
たいへんなことになってるぞ‼︎‼︎

ピシッとキマってる音楽学校生と
おおらかであり流石のオーラの上級生のなかで、私はことの重大さを改めて感じたのであります。

やばい。
やばいやばいやばいやばいやばい。

ヤベェぞって気持ちがさらに背中を押して
例の予言を活用すべくリハ終了後すぐにホテルへ直帰。

ここで危ないのがホテルで見られる宝塚専門チャンネル・スカイステージ。
これにチャンネル合わせようものなら私の夜はこれに支配されてしまう。

鋼の根性で地上波に切り変える。
ここでまたトラップだ。
はじめてのおつかい が放送されているではないか。ぐぬぬぬぬ…。

お風呂にお湯をはってる時だけヨシとして
ビールを飲みながら はじめてのおつかい を見る。こどもたちのがんばる姿に自分のやらねばならぬ事がチラつき、練習用台本をお風呂に持ち込み読む読む喋る。一生練習しても安心することなんかなくて、永遠にしゃべり倒す。

とにかく間違えちゃいけないのは
お名前、役職、数字、じゃないだろうか。

お風呂を出てから
本番用台本に、練習用台本の注意事項を書き写す。

自分のパートは青で囲む。
絶対間違えちゃいけない所はガン見の赤。
ひと息入れたい所は○印。

言葉のお仕事をしている友人からのアドバイス。“緊張して息が浅くなると噛むよ”が深く腑に落ちる。
500%緊張確定なため、息が浅くなった状態からのリカバリーの仕方を肉体で確認。

予想外に乾かないマニキュアに焦りながらも
その間も読む読む喋っていると

あっという間に希望就寝時間。
いや超えてる。

寝なきゃ。寝れるかな…
どっこい即寝で一日目は終了。

さてどうなる！式典本番！

つづく。

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