岡田美里のインスタグラム(millieokada) - 8月26日 06時51分


by Tomoko Okazaki, @mauitomo Organizer
ラハイナレポート#10 - ハワイから学ぶ価値観

みなさん、おはようございます。
あの火災からまだ二週間くらいしかたっていないというのに、ありとあらゆることがものすごいスピードで変化するので、大昔のことのようにも思えたりする毎日です。

まずマウイの様子ですが、ラハイナはGround Zeroと呼ぶ人もいるように、全てが燃えてしまったエリアがあったり、電気、水などとおらない、家はあっても汚染した水や空気で苦しんでる方がたくさんいます。何より、家族や愛する人を失った方にとっては、いつまでたっても心が完全に前のように、ということはないでしょう。

課題ばかりの中、目下の大きな問題は、実はかなり生死に関わることでもあります。物資はある程度配給のシステムが良くなり、必要なところに届くようになってきましたが、その一方で、ラハイナ周辺の住宅地の空気の汚染、そして水の汚染が深刻になってきています。空気洗浄機はマウイではすでにどこも売り切れ、昨日今日は私もいろんな人に使ってない空気洗浄機の寄付を募って動き回りました。特にご老人、赤ちゃんのいる家にはぜひともできるだけ早く届けたいです。ラハイナで動き回っている人たち、具合が悪くなった人たちのためにデトックスをする呼吸機器のようなもの(専門的なことがわからずすみません)を設置しているハブもあり、ボランティアの看護師さんたちが常駐してケアをしています。クラも今週末たくさんのボランティアを募って本格的にこれ以上火が拡がらないよう谷で燻っている部分を完全に鎮火させる計画ですが、今でも煙がひどく息苦しくなる人もいるようです。

今更ですが、当たり前過ぎて普段あまり感謝することは少ないけれど、空気と水がなくなったら私たちは一発で終わり。水が汚染され、空気には有毒物質が含まれている状況を前にして、初めて食べ物よりも水と空気が大事だということを実感し、環境を大切にすることの根本的な理由を再確認させられます。同じ時期に日本では原子炉からの汚染水がこれから放出されるとニュースで読みました。そして今後30年ほどそれが続く、と。Water is life/ 水が死んでしまったら私たちも終わりです。

さて、そんな不安がたくさんではありますが、マウイコミュニティーとしての結束はますます固くなっている感覚があります。

つづく

画像1: 亡くなってしまった命、一人一人のことを偲んで建てられているクロス。
画像2: 花がたむけられ、夜でもライトで照らされいます。
画像3:コンピュータを修理するボランティア
画像4:水に有毒物質か含まれていて飲むことはもちろん、お風呂やシャワーにも使っては行けないと出ているエリア。
画像5:Ground Zeroとも呼ばれるラハイナ。
画像6:クロスのフェンスを作っているボランティア


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2023/8/26

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