西木ファビアン勇貫のインスタグラム(fabian_westwood) - 8月15日 21時17分
タイトルだけは知っていたが、読むのは初めて。
児童文学賞を受賞しているが、大人でもめちゃくちゃ楽しめた。たくさん草木や花が出てくる植物小説でもある。
———あらすじ———
主人公はまい。おばあちゃんの訃報を受ける場面から物語は始まる。
急いで母と車でおばあちゃんの家に向かう2人。
まいは道中、2年前ことをを思い出していた。
学校に馴染めず、不登校になっていたまいは、1ヶ月だけおばあちゃんの家で暮らしたのだった。
そんなある日、まいはおばあちゃんから魔女の話を聞く。
箒に乗って空を飛び、魔法を使うような魔女ではなく、少し透視・予知能力がある、といった魔女。
魔女になりたい、そう考えるまいに、おばあちゃんが修行として与えたのは二つ。
・規則正しい生活をすること
・なんでも自分で決めること
シンプルだけどこれが難しい。
まいは早寝早起きや料理の手伝い、ジャム作りなどを頑張って手伝う。
そんな日々の中、まいは昔から思っていた疑問をおばあちゃんにぶつけます。
「人って死んだらどうなるの?」
以前、父に「死んだらそれで終わり」と言われたことがあるまいは、違う答えを求めておばあちゃんと対話します。
おばあちゃんは身体と魂の話を用いて優しく答えます。
そして「おばあちゃんが死んだら、どうなったか知らせてあげますよ」の一言。
この話が物語の核となっていきます。
さらに事件が起き、おばあちゃんとまいの心は離れてしまうが——。
ちなみにギンリョウソウの花言葉は『そっと見守る』、キュウリソウの花言葉は『愛しい人へ』
——感想——
回想シーンはもちろん、再び2年後に戻ってきた時のシーンが印象的だった。
おばあちゃんの死を目の前にして、涙すら出なかったまい。
おばあちゃんからのメッセージを発見して、まいの心と魂は共鳴する。最後の叫びもめちゃくちゃ感動した。
心から聞きたい声を、本当に聞けた時のエネルギーは半端じゃない。
そして名言もたくさんあった。
『まいにも、人に見せたくないものはあるでしょう?人は大人になろうとするとき、そういうものがどんどん増えていくんです』
『人の運命って、いろんな伏線で織りなされていくものなんでしょうね』
『何が幸せかっていうことは、その人によって違いますから』
『いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力。自分で決めたことをやり遂げる力です』
『夢と現の境の感じを自分のものにするのです』
『ただ頭を高く挙げて、無視するんです。魔女は外からの刺激には動揺しません』
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2023/8/15