みたらし加奈さんのインスタグラム写真 - (みたらし加奈Instagram)「私たちは365日のなかで何度も心と向き合ったり、ときには手放したり、置いてけぼりにすることがあります。「メンタルヘルスと向き合う」ということは、『○○をすれば劇的に改善する！』とか『○○法でメンタルを強くする！』とかそれだけですべてが変わるようなものではありません。メディアに出させていただくなかで、ときおり「わかりやすく」「簡潔に」などの指摘をいただくこともあります。確かに「誰にでもわかりやすい」ということは大切です。誰かを排除しないためにも、言葉の選び方は慎重に分かりやすい表現は心がけています。しかし、そうやって「分かりやすく」心と向き合おうとするとどこかのタイミングで心が疲れてしまったり、手放したくなる瞬間が出てくることがあるのです。そう、すごく難しいんです。心と向き合う、ということは。だって心は目には見えないし、筋トレのような「結果」はついてはきません。まるで真っ暗なトンネルを歩いているようなそんな気持ちになることもあります。しかし、たとえ真っ暗なトンネルだとしてもあなたの感覚を研ぎ澄ませてみてください。これがひとつの「コツ」だと思います。トンネルを這う水の流れや、空間の中にこだまする音、カビのにおいや、頬にあたる風… あなたが怖いと思っていること、希望に思っていること、不安で泣きそうなこと、心地がいいと感じていること。それらをゆっくりと受け止めていく過程こそ、「心と向き合う」ことなんだと考えています。拒絶してもいいのです。自分自身の拒絶に蓋をしないでください。それもふくめて、あなたの心です。 🌿 日々の生活のなかで見過ごしていることはありませんか。自分自身のことをいじめていませんか。あなたがあなたをいじめることを「心地いい」と感じてしまったら誰があなたの味方をしてあげるんですか。見過ごしてきたこと、諦めてきたこと、手放したこと、受け入れてしまったこと。あなたに責任があるわけではありません。それはそれで必要だったのかもしれない、その時のあなたにとって大切だったのかもしれない。もしこの文章を読んで浮かぶことや心にひっかかることがあれば今宵だけは「よく頑張ってきたね」って自分を抱きしめてあげてください。私も、私を抱きしめます。みんなよく頑張ってきたね。誰にあてるわけでもなく思っていることをつらつらと。心細い夜を過ごすあなたに宛てているのかもしれない。また明日も生きていきましょう。無理せずにね。サボりながら。最後まで読んでくれてありがとう。 #世界メンタルヘルスデー」10月10日 23時50分