今井絵理子さんのインスタグラム写真 - (今井絵理子Instagram)「デフリンピックについても文教委員会で取り上げさせていただきました。デフリンピックとは、国際ろう者スポーツ委員会（ICSD）が主催する聞こえない選手によるスポーツの国際大会で、オリンピック・パラリンピックに並ぶ大きな大会です。オリパラと同様に夏季、冬季それぞれ４年毎に開催されます。その歴史はパラリンピックよりも古く、1924年に第1回大会が開催されてから100周年を迎えます。記念すべき2025年大会がは東京で開催されることになりました。日本でのデフリンピック開催はこれが初めてとなります。聴覚障がいや障がい者スポーツ、手話などに対する国民の理解を促進するためにも機運醸成が期待されます。しかし、デフアスリートたちの活動環境の整備はまだまだ途上にあります。デフリンピックに出場する選手は国際大会への出場や国内合宿への参加など、体力的にはもちろん経済的な負担もかなり大きなものとなります。前回のブラジル大会では渡航費だけで約50万円を超えるなど、金銭的な事情で出場を断念する選手もいます。また、スポンサー契約やプロ契約を模索しようにも、デフリンピックの認知度の低さからなかなか理解してもらえないなど厳しい現実があります。また、デフアスリートがぶつかる壁の一つが練習のための施設確保です。大変残念なことに、今でも「耳が聞こえないこと」を理由に体育館など施設の利用を断られるケースもあります。障害者差別解消法によって公的機関はもちろんのこと令和６年４月からは民間事業者についても合理的配慮の提供が義務化されます。障がいを理由に施設利用が断られるなどあってはならないことだと考えます。国としてしっかりサポートできるように働きかけていき、聞こえない選手が練習に専念できるような体制を整え、多くの人々に笑顔と勇気が届けられるデフリンピックになるよう訴えました。また、大会開催にともなう人材確保の課題もあります。手話は各国それぞれの手話があります。そのため、ろう者による国際会議や国際大会の際に公用語として用いられる「国際手話」というものがあります。しかしまだまだ、「国際手話」を扱える通訳者の数も非常に少なく、人材の確保は困難を極めています。今後、「国際手話」を習得できる環境の整備や、通訳者の人材養成なども訴えていきたいと思います。皆さんもぜひ、2025東京デフリンピック🗼を楽しみにしてください！ #デフリンピック #デフリンピックを広めよう #デフリンピック応援 #今井絵理子」12月2日 12時00分