麻衣子のインスタグラム(maiko129) - 7月1日 11時05分
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ここで書くには、
ふさわしくないかもしれないし、
ヒジョーシキなのかもしれないのだけれど、この2週間の出来事は、私の人生観を180度かえたコトなので、書いて残そうと決めた。
独りよがりなのかもしれないけれど、
こんなこと公の場で書くなよ、
と言われるかもしれないけれど、
この分岐点となる出来事は自分にとって、とてつもなく大きいものなので残しておく。
※死に関する内容と描写に気分を害される方がいるかもしれませんので、予めその旨ここに記載しておきます。
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まず、
ただただその善意だけで、
私と家族をまるっと支えてくださっている方、
労力と気遣いを惜しまずご提供いただいている会社関係のみなさま、
毎日、元気を出せと連絡をくれる親友、
事あるごとに話を聞いて励ましてくれる友人たち、
打ちひしがれた私をギュッと抱きしめてくれた方、
金銭面の申し出を進んでしてくれた方、
そして、多大なる優しさで私と家族を包んでくれるすべての方に、
ココロからのお礼と感謝を。
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地震が起こった先月の18日。
その数時間前に父が亡くなった。
会社の経営難を苦にしての自死だった…。
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自らの首にかけた紐は、
ホームセンターで普通に売っているような、
それで最後の時を迎えようとするには、
あまりにも安っぽい、
そんなビニールの紐で…。
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その姿を見つけた母から
早朝に電話を受け、
着の身着のままで駆けつけた私。
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きっと一生忘れることはない。
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私が紐を切って、
その身体を下ろし、
心臓マッサージをして、
泣きながら父の名を呼び続けるも、
すでに時は遅かったようで。
救急隊が駆けつけて、
病院に搬送されたが、
付き添いの私が6時45分に父の死亡確認をすることになる。
その後地震があり、病院がすごく揺れたのだけれどあまり覚えていない。
病院にいる人たちや看護師らが、私の目の前を、
あまりの揺れに右往左往している姿が
まるで、テレビのドラマのシーンを観ているような、そんな感じだった。
たくさんの方が地震を心配して、私に連絡をくれたことで、あぁ、私がいるこの地が地震なのか…と思えたほどだった。
地震のせいか、こういった類の出来事の流れのせいかわからないけれど、警察が来るまでに4時間ほど待合室で待つことになる。見るに見かねた病院関係の人にティッシュの箱を渡された。
その後、警察官に聴取と今後の流れの説明を受けて、帰るコトを許された。
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この時点で確実に地震の影響で、
タクシーもなく、
着の身着のままで出てきたので持ってきたものはスマホのみ。どうすべっかな…と考えあぐねていた。
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しばらくして、
ご近所のママ友夫婦が迎えに来てくれた。
私を見つけて、なんとも言えない顔で。
無言のまま抱きしめてくれた。
今までの緊張が緩んでしまったのか、
人目もはばからず大泣きしてしまったことは
人生で初めてのことだった。
涙が止まらなかった。
全然止まらなかった。
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この後、実家に帰ると、
すでに警察の方が来ていて、現場検証をはじめていた。
父の所持品が並ぶ。
通帳がたくさんあったわりに、
財布には数千円と小銭が少ししかなかった。
涙が止まらなかった。
遺書も見つかった。
「もう疲れた…こんな結末を選んでしまって申し訳ない。」
だって。
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ずるいズルいじゃないか。そんなの…。
悲しみとは裏腹に、
そんな感情が湧き出て仕方なかった。
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そうはいっても、
泣きながらだって、
進めなくちゃいけないものがある。
葬儀の準備。
ココロを引き締める。
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これは正直大変だった。
母が不憫だったのと、負担をかけたくなかったので、なんとか私が進めなきゃと、できるかぎりひとり走り回った。
お茶を座って飲む暇もないくらい葬儀までの3日は非常に濃くて激動とも言える時間だった。
身体中の水分がなくなるんじゃないかってくらい泣きながら動いたけれど、実際のところなくならないんだな、などと思いながら、味のしないコンビニご飯を流しむ3日間。こんな時に旦那さんや男手があれば…とふと思った。
通夜の晩の深夜1時。無性にホットが飲みたくなって行った、お客が誰一人いないマクドナルド。娘が付き合ってくれたあの時間も生涯忘れられないものとなる。
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葬儀屋さんの営業担当の方が、とても段取りのいい人で助かった。彼もまたよく気遣ってくれて、夜伽の夜も夜勤まで取ってくれた。不安ばかりで押しつぶされそうだったけど、仕事とは言え、コトバだけじゃなく実際にこうやって寄り添ってくれると、とても心強く、ありがたいなぁ…と少し感傷的になった。
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お棺に父を入れる前、遺体にお化粧も施してくれ、首のアザもわからないように対応してもらえた。
大きな百合の花が二輪。違和感なく父の首元に添えられる。死に方が死に方なので、搬送された病院では硬直で口が開かなかったのに、その時はとても穏やかで、ちょっと微笑んでいるかのようなそんな顔になっていて驚いた。
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無事に葬儀を終えることができた。
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2018.07.02
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→コメ欄に続く
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2018/7/1