nostos booksのインスタグラム(nostosbooks) - 9月19日 19時03分
見立ての力がある人はモテる。
モテるというのは異性にモテるというだけではなく、仕事が出来るとかアイデアマンであるとか、そういったことを含んでいる。
何かを見て、「あ、それは○○みたいなことですね」と全然別の切り口を提示できるとか、「これは○○である」と言い切る才能があるのが望ましい。
岡崎和郎の「Who’s Who(人名録)」は、ヨーゼフ・ボイス、マルセル・デュシャン、マン・レイ、ジョン・ケージ、ジョルジュ・モランディ、さらには千利休まで、あらゆる芸術家や芸術作品を対象に、そこから着想したオブジェ作品を返歌として対比させたシリーズである。
本書によると「御物補遺(ぎょぶつほい)」という概念をもとに制作されているらしい。既存の物(オブジェ)では見落とされてきたものを補うという意味をもつ。
見れば見るほど、岡崎和郎の視点のずらし方、広げ方に驚く。
「見立ての手法」と題されたこの図録、アイデアに煮詰まったときに手元にあると役立つかもしれない。(中野)
『見立ての手法 Who's Who』の詳細はプロフィールリンクからご覧ください。 >> @nostos books
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2019/9/19