日高光啓のインスタグラム(skyhidaka) - 8月22日 21時28分


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少し後傾させたシートに疲れた体を預け、少しだけ甘いお茶を飲みながら今日も日記を書いている。
どうやら10日を突破したらしい。"やると決めた事は必ずやる"というタイプではあるものの、まぁなんとも毎日書くことがあるものだな。とりあえず31日までネタに事欠かない毎日を送れるよう祈ろう、とここまで書いて指が止まる。
うーむ、それどころかどうも書ききれない程の刺激的な毎日を送っているような気がするのだ。

SUMMER BOMBでのライブのあと割とすぐに移動して、新幹線の中で先程の本番の様子のスクショ(ファンの人がTwitterで送ってくれた)を眺めている。

一年前であればそこまで取り立てて珍しいことではないのだけど、ご時世というものを掛け合わせるとなんとも特別なひと時に感じてしまう。

決して、「こんな時こそ逆に前向きに」とは思わない。状況を逆手に取ったクリエーションは好ましいしどんな状況でもポジティブな人の事は尊敬する。
だが同時に、ネガティブになっていけないわけではないし実際ネガティブな状況ではあるわけだから。

"そうせざるをえない"ので、オンライン、リモートで仕事を進め、オンラインで出来るアートに心血を注ぎ、オンラインでもコミュニケーションを渇望する日々が続いたこの半年、

僕はカメラの向こうの人間を感じようとする行為や、一人立ったステージ上で音楽に没入する事にこの上ない喜び…恍惚…違うな、生を感じている。

他者との繋がりを求める事と、圧倒的個でい続ける事。
死と生、愛と憎、闇と光がそうであるように、対極にある二つの物というのは得てして実は似たような物なのだが、

究極の一人の中で自分というものを見つめ続ける行為と、
多種多様な人間との触れ合いの中に自分を探していく行為は、とても似ているのかもしれない。

いつになっても、いくつになっても、自分というものすらわからないままだが、
果てなどがどこかわかっていない遠い宇宙に船を飛ばす様に、死ぬまでに少しでも多く自分の輪郭を埋める作業を進めていきたくは思う。

死ぬまでにあと何人の自分に出会えるだろうか。

昨日のYoutubeライブも結局一番自分が楽しんでいてしまった。だけど、皆本当いろんなリアクションありがとう。

今日のSUMMER BOMBも、すっかり没入してしまった。サラッとクールに終えようとする自分を許さない誰かが心の中にいたのを感じてしまった。

明日と29日は、スクワッドでのライブになるので、目を閉じても空気の振動を通してバンドの皆の存在や感情を感じられる。会場の車の中には人間がいる。
少しコンテクストを落としたコミュニケーションを味わえる時間がくる。

特に明日は1時間近く時間もらっているしね。存分に楽しみ尽くしてやるつもりである。
向こう側の君にも届く体験に出来ることを強く誓って今日の日記を終えよう。

ちょうどお茶を飲み切った。さすがに一気に飲むには甘かったかな、と思い蓋を開けたペットボトルの水が、ゆっくり食道を通り身体中に染み込んでいく。

※撮影:りるはに&久慈ちゃん
いつもありやと


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2020/8/22

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