猫沢エミさんのインスタグラム写真 - (猫沢エミInstagram)「私がこの映画のお話を頂いたのは、奇しくも13区へ引っ越したばかりの頃だった。しかもタイトルが「パリ13区」……正直、背筋がちょっと寒くなった。なんだこの符号は。それから私は、このカルチエで暮らし始めた。この映画をご覧になるほとんど方と同じように、パリ13区のことはなにも知らずに。そして、あっという間に、このエリアの魅力に取り憑かれてしまった。新旧がバランス良く共存する未来のパリを予感させるエネルギーが、１３区には充満している。そんなこの街に暮らす台湾系フランス人のエミリーは、我が家からほど近い、巨大集合住宅レゾリンピアードに暮らしている。高学歴にもかかわらず、テレオペの仕事で社会、家族のプレッシャーから逃げ続けているエミリーが出したシェアメイト募集。そのアナウンスを見てやってきた、国語教師のカミーユ（男性でもこの名前があるのです）との出逢い。そしてもうひとつの物語。30代でソルボンヌ大学へ復学するため、パリへ上京してきたノラ。順調に見えた都会での暮らしだったが、ひょんなことから元ポルノスターでカムガール（ウェブカメラを使ったセックスワーカー）のアンバー・スウィートと間違えられ、大学に居られなくなってしまう。大学を辞めた失意のノラがカミーユと出逢い、ふたつの出逢いがさらに交差していく。そこで見えてくるのは、フランス社会に生きる20〜30代の若者たちのリアルだ。驚くほど進化を遂げたインターネットでの人との繋がり。それに拍車をかけたコロナ禍。その一方で、時代を越える普遍的な肌と肌の接触や温もりを、今ほど強く求めずにはいられない、稀な時代もないだろう。この2年、人との触れ合いが激減したコロナ禍の世界で、私たちが忘れ始めている大切な心と身体の確かなコンタクト。美しい数々のセックスシーンは、私たちを防護してきた心の分厚いマスクの層をひとつずつ外してくれる。国を問わず、街を問わず、誰もが追い求める〝本当の自分、本当の幸せ〟。それに向かって、内なる声に耳を傾け、自分だけの道を見つけていくエミリー、カミーユ、ノラ、アンバー。自分を知ることが、本当に愛する人との出逢いへと繋がる。パリを映し出す、現代のリアルな恋物語が、ここに始まる。 ◉猫沢エミと歩く「パリ13区」の世界　〜映画に登場する場所を、猫沢の歴史解説と共に散歩するインスタライブツアー〜を開催❣️ 4月29日（金）20:00〜22:00（終了予定時間、多少の前後があります）パリ13区から @necozawaemi アカウントにて生中継❣️このインスタライブツアーのために、散歩コースのMAPを作りました。ぜひ事前にDLして、ご覧になりながらインスタライブにご参加ください。DLリンクは、プロフィールURLにて❣️ もしくは…👇 https://longride.jp/paris13/common/img/paris13emap.pdf みなさんのご参加をお待ちしています。 #パリ13区 #lesolympiadesfilm #猫沢映画館　#猫パリ　#猫沢エミのインターナショナル五十路ライフシフト #猫沢エミリーパリへ行く」4月22日 20時00分