TBS「情熱大陸」のインスタグラム(jounetsu_tairiku) - 4月30日 18時53分


今夜11:15放送‼️
染織家/吉岡更紗

古式ゆかしい日本の色を今に伝える
京に息づく美しき植物染めの世界

江戸後期から200年続く
染織工房「染司よしおか
(そめのつかさよしおか)」
の6代目、吉岡更紗(45歳)。

化学染料を使わず、
天然の染料のみを扱うことを旨とする。

ムラサキの根、アカネの根、
ベニバナの花びら、
カリヤスの葉と茎、
ドングリの実…
自然界の植物から得られる色素を
地下から汲み上げた水に溶かし、
その中でまっさらな生地を
ひたすらに繰ると、
やがて静かに色づいてゆく。

昔ながらの三軒長屋を
改築した工房に響く水音は、
悠久の時を感じさせて美しい。


年明け、「よしおか」の工房では
1年がかりで準備してきた
大仕事が始まる。

天平勝宝4年(752)から
一度も途絶えることなく続き、
今年1272回目となる
東大寺の修二会(お水取り)、
そこに納める和紙の紅花染めだ。

祖父の代から3代に渡って
受け継ぐ仕事は、
更紗が染織の世界を志す
きっかけになったものであり
「1年の中で特別に
身が引き締まる仕事」だという。

三重県伊賀市の農家に
育ててもらい、
夏の間に摘んでおいた紅花の花びらと
中国産のものを合わせて60キロ。

純度の高い赤の色素を丹念に抽出し、
60枚の和紙を繰り返し
染め重ねてゆく工程は、
恐ろしく手間のかかるものだった。

納めた和紙は、
練行衆と呼ばれる
僧侶たちの手によって
東大寺 二月堂の堂内を飾る
椿の造花となる。

厳かな法会の一端を担う仕事に、失敗は許されない。

伝統を受け継ぎ、
古の色を今に伝える6代目。
ひと冬の仕事を見つめた。


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2023/4/30

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