Boojilのインスタグラム(boojil) - 7月24日 19時53分

bitter tasting flower / drawing flowers

こどもの頃、野菜全般が苦手でサラダには手をつけなかった。にんじんのグラッセは甘いから好きだったり、とうもろこしやかぼちゃ、じゃがいもはよく食べた。母にはよく叱られたし、今思えばせっかく用意してくれた母に申し訳なかったねー、と思うようになった。それは自分が母という立場になり、毎日こどもたちのために料理を何かしらするようになったからだ。

幼少期、わたしは家族の中で一番食べるスピードが遅く、ずっと口の中でもぐもぐしながらテレビを眺めていて、よく父から「そんなにのんびり食べてると、口の中で○○○になっちまうぞ」と、品のないことを言われ我が父ながらすごいユニークで汚い冗談だな。と反発はせずに、心の中で関心したものだ。長時間かけて口の中で噛み砕きとかしていったら、そのまま現実になってしまうかもしれないとちょっとした恐怖を覚えたりもして、すかさず飲み込む努力をした。

そういうわけで、我が家では息子たちに嫌いなものを無理して食べさせることはしないようにしている。大人になると好きなものばかり作ったり、店で注文して食べていて、相変わらずわたしは苦手なきゅうりは一切口にしないのだから、こどもにも好き嫌いがあるのは当然で、実のところそのせいで困るのは作った母の心である。心が痛んでいるから食べてほしいと願う、母の想いがそこに潜んでいることにこの歳になってようやく気づくのだ。

When I was a child, I didn't like vegetables in general, so I never tried salads. I liked glacé carrots because they were sweet, and I often ate corn, pumpkin, and potatoes.

That's why we try not to force our sons to eat things they don't like. When they grow up, they make only the things they like, or order and eat them at the store, and they never eat cucumbers, which they don't like, so it's natural for children to have likes and dislikes.

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