モルのインスタグラム(m_scape) - 8月10日 20時44分

(｀・ω・)ﾉ(･ω･｀#)
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「一緒に寝ていい？」
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妹の突然の訪問に動揺する。
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『一緒にって...バカ、俺たち兄妹だぞ？』
「だってぇ、お母さんエアコン嫌いってつけてないから暑くて寝られないんだもん」
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『...? あ、そうゆうこと』
「ん？もしかしてモル...ばっかじゃないのｗ妹モノ見すぎｗｗｗ」
『妹モノっておま...見て......ねーよ？』
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一緒に住んでいた時期にＰＣも共有していたため、（まさか見られてた…？）という疑念が払拭できないまま強く言えずにいると、こっちの許可も取らずにエアコンの温度を下げだした。
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「あ～涼しい～～～♪」
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うちの妹は夏にはエアコンの設定を20度に設定して毛布にくるまって寝るような反エコなやつだ。
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こいつと一緒に住んでたせいでボクまで夏はエアコンなしでは生きていけない身体にされた。
責任とって養ってほしいな、うん。
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仕方なく客人用の敷き布団をもう一つだし、シーツをかけてると通風口の下で涼んでいた妹が腰に抱きついてきた。
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「帰省してまであたしのお世話ごくろうさまです♡」
『じゃあお前がやれ』
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邪険に振りほどくとあぅあぅ•(☍﹏⁰)。とするので、結局マクラとタオルケットも準備してやることに。
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セッティングが整うと、んしょんしょと布団をくっつけてくる。
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『なにしてんの？』
「モルが夜中寝返りうって畳んとこ落ちないように」
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そんな寝相悪いかボク？まぁいっか。
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ふたりで寝転がると居酒屋とは変わって今度は妹の恋愛話がはじまった。
元彼がどうのとか職場の興味ない人がアプローチしてきてうざいだのとか。
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布団を並べて同じ部屋で寝る。
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よく考えたら妹は生まれた時から自分の部屋があったため、こうして兄妹で夜話しながら寝るなんて経験はなかったはず。
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しかもまだちっちゃいうちにボクが東京に出ちゃったので寂しかったのかもしれない。
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寝ると言いつつも嬉々としてしゃべりかけてくる妹を見ながらそんなことを思ってた。
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ふ～んとかへぇ～って聞いてたけど、話したらすっきりしたのかちょっと笑顔に。
妹孝行できてボクも満足。
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ひとしきり満足するまで話し終えたところで、アルコールも相まってちょうどいいくらいの眠気が襲ってきた。
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妹はまだ話したそうだったが、明日以降も泊まるので今日ムリする必要もない。
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『じゃ寝るか』
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と部屋の電気を消して布団に戻る際、ふとはずみで彼女にするみたいに妹の髪をなでてしまった。
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『あ、わりぃ』
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ビクっとなったので慌てて謝ると、なでていた手をとられた。
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部屋が冷えているせいか、妹の手が熱くなってるのがすぐに伝わる。
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（あ～変態呼ばわりされんのかな～）
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とか思ってたら、そのままボクの手を引っ張るようにしてすぐ横に寝そべさせられる。
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なすがままにされてると、胸枕するようにボクの上に覆いかぶさって掴んだ手をもう一度自分のアタマに誘導してきた。
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「さっきの...もっかいして？」
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#妹に教えられた話
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