モルのインスタグラム(m_scape) - 5月13日 20時44分

??? ③
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なんとか春の弁当交渉も暫定合意し、すっきりした気分でお手洗いに。
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さらにすっきりして席に戻ると
「じゃ行くよ～」
と先導するように店を出る彼女。
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『ん？支払いは？』
「済ませたよ」
『いやいや。割り勘ならまだしもおごりって...』
「東京であたしに払わせないのはダレかな？静岡ではあたしに従ってもらおう(*`･ω･´)」
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くっそ。男前なことしやがって。
そのうち本気でこいつの嫁候補とかあらわれそう。
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専業主夫をめざすボクとしては由々しき事態だ。今後彼女に寄ってくる女のコは徹底的に蹴散らそう。
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満腹になってだいぶまったりしてたので、
ＭＡＲＯＯＮ５でテンションをあげながら今回の目的地へと向かう。
対岸のお店だったため１０分ほどで着いた。
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川沿いの一段低いところへ駐車し、土手から見上げると視界いっぱいに壁のように連なる桜が出現した。
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ふわぁ(๑°⌓°๑)
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自然と声がでてしまう。
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撮るのも忘れてしばし見惚れていたら、彼女はすでに５０ｍほど先を歩いていた。
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見失わないようにしながらも所々で足をとめ桜並木をカメラにおさめる。
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東京でも京都でも雨に見舞われ、この春の桜はまともに撮れなかったので最後に挽回のチャンスをもらった気分だ。
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「モルさんほら」
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追いついた彼女の指さすほうをみると、土手の傾斜に桜の花びらがじゅうたんのように敷き詰められていた。
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枝ごと落ちた天然の桜かんざしを髪にさしながら
「ここは花筏の歌詞ができた場所なんだ♡」
と教えてくれた。
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微笑む事しか出来なかった
僕のさよならはすぐそこに
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僕と目線さえ合わなかった
君のサヨナラはすぐそこに
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歌詞を思い出しながら後ろ姿を見ていたら、ふと彼女が遠くへ行ってしまう気がしてあわてて駆け寄り後ろから抱きしめる。
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「モルさん？」
『ごめん。なんかこうしたくなって』
「べつに......いいけど///」
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彼女もされるがまま、ボクの腕の内側におさまってくれている。
しばらく抱きしめたままの状態でいると、彼女がそっとつぶやいた。
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「あのね、モルさん...」
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もしかして彼女もボクに好意を？
あわい期待とともに、ボクの脳内であのＢＧＭがスタートする。
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エンダァァァイヤァァァ…
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「......ごめんw モルさんじゃ
ぜっんぜんときめかないｗｗｗ」
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まさに一刀両断(*꒦ິㅂ꒦ີ)
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今日はそんな正直すぎる親友の誕生日♪
häþþÿ♡ßïRTHDÄÿ @sumiyo_asia
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ステキな1年になりますように??
#bd_sumiyo_asia
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#エンダァァァならず
#なろ抱きっていうらしいですね
#実際やったらどつかれそう
#無許可キャプ3
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