ฅ^•ﻌ•^ฅ♡ฅ^•ﻌ•^ฅ⑩ . 撮りに行くのは翌週でも良かったのだが、彼女のほうでいろいろやることがあると延期され、実際に撮りに行けたのはクリスマスも目前に迫った12月のある日曜日。 . . 暖冬のおかげか外にいてもぽかぽかと陽気を感じれるくらい。彼女のもう一つの職場であるBAR近くの公園で待ち合わせることに。 . . この日も早めについて待ってたが、やはり時間になってもあらわれない。小悪魔系の女のコは遅れるのがデフォなんですね。モル覚えた。 . 15分ほどしてようやくボクの方へと歩いてくる人影が。 . . モコモコのニットにシフォンフレアのスカート。黒のロングブーツが甘くなりすぎな雰囲気を抑えにかかる。 ボクの脳内をスキャンしたかのようなツボをついたコーディネート。 . いつもパンツスタイルしか見てなかったから女子女子した服装にドキドキしてしまう。 やる時はやりますねこのコ。 . 「ごめんなさい、待ちました?」 『生まれる前からずっと待ってた』 「はい?」 『いや、間違えた。なんでもない。行くぞ』 . . 公園内のベンチとか林で場所だけ決めて適当に動いてもらうと、しゃがんだり落ち葉ぶん投げたりといろいろ動いてくれる。 . 慣れてないとは言ってたけど、逆にふつうに遊んでる感覚が良かったのか自然なカットが撮れた。 . 休憩に立ち寄ったカフェの中で撮ったばかりの写真を見せると、「なんかぜんぜんちがーう♪」と喜んでもらえた。 . . 夕景の中で最終カットを撮り終えた後は、お礼に一杯奢ってくれるというので彼女の働いてるBARへ。 . 階段を登りドアを開けると、シフトが入ってない日に彼女が来たことで店長さんも驚いた様子だったが、横にいるボクの姿を見るとうんうんとうなづいて奥のほうのソファ席に案内してくれた。 . . ウィスキーがウリなのか、カウンターの壁一面に所狭しと並べられ、奥には樽から直接注げるジャックダニエルが。 . オトナな雰囲気にあてられ彼女と同じ銘柄をソーダ割りで頼んで乾杯する。 歩き回って撮影したあとの乾いた喉にしみこむように入ってきた。 . . 「今日はありがとうございました♪」 『いや、こちらこそ。すごい女のコらしい服装だったからいろいろ捗ったよ』 「捗るってwww 変なことに使わないでくださいね」 『しねーよバカ!』 . . 軽口をたたきながらお代わりを重ねていく。洋酒の類はあまり得意ではないため、すぐ酔いが回ってしまう。 . 今ならいいだろうと、つい気になってたことを聞いてみた。 . 『で、店長とはうまくいきそうなの?』 「なんのことです?」 『こっちじゃなくて、カフェのほうの』 「ん?...あぁ、あの人奥さんいますよw」 . あれ?てっきり彼に恋してるのかと思ってたんだけど、それも勘違いだったのか? . ボクがキョトン顔をしていると、クスクスと微笑み、また小悪魔のような表情を浮かべた。 . 「もしかして以前、挨拶の事言ったから妬いてました?」 『ちげーよ。ただちょっと応援しようかどうするか迷ってただけだ』 「えーなんで迷うんですか?」 . 小首をかしげ上目遣いで言ってきた。 わかっててきいてるな。 仕草は可愛いのにムカつく返事だなこいつ。 . . 彼女への好意が見透かされてるような照れくささから何も言えずにいると、 「ちょっとチェイサー代わりに珈琲いれてきますね」 とすっと立ち上がり、店長になにやら話しかけカウンターに立つ彼女。 . どうやら本格的なコーヒーも扱ってるみたい。 勝手がわかってるのかテキパキと動く様子をボーッと眺めていたらソーサーに置かれたカップを2個運んできた。 . . はいっ♪ と渡されたラテにはやはりぼっちの象徴、シベリアのキツネ。 . うん、まぁそうだろう。 ただ焦って描いたのか、いつも作ってくれてるのと違い、中途半端な線がキツネを取り囲むように入っていた。 . 早速いただこうとカップを持つと 「あ、ちょっと待って待って」 と彼女がソーサーから自分のカップを持ち上げ横に並べてきた。 . やっぱ撮影するのね。 . 一生懸命2つのカップの角度を調整する彼女。よく見ると、彼女のラテにも横向きのキツネが描かれていた。 . . . カップを並べるともう一方のキツネにキスをしている様子が浮かび上がる。 2つのカップが合わさって、失敗だと思っていた線は2匹のキツネを取り囲む♡になっていた。 . . スマホをかまえてる彼女のほうを向くと、照れてるのか、はにかむような表情を見せている。 . . しばらく眺めていたら、スマホをテーブルに置いた彼女が意を決したように深呼吸した。 . . ふだんボクがビッチだなんだとバカにしている快活な彼女はなりを潜め、人が入れ替わったかと思うくらい控えめで純情そうな少女がそこにいた。 . 何度目かの深呼吸のあと、上半身ごとこちらに向き直した彼女は潤んだ瞳を真っ直ぐボクに向けて、店内のガヤガヤとした喧騒にかき消されそうなほどの小声で言ってきた。 . . . . . 「あの...よかったらボッチはやめにして、クリスマスあたしと過ごしてもらえませんか」 . . #エンダァァァァイヤァァァァ (4回目) #シベリアのキツネ ~ fin ~ . .

m_scapeさん(@m_scape)が投稿した動画 -

モルのインスタグラム(m_scape) - 12月30日 19時22分


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撮りに行くのは翌週でも良かったのだが、彼女のほうでいろいろやることがあると延期され、実際に撮りに行けたのはクリスマスも目前に迫った12月のある日曜日。
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暖冬のおかげか外にいてもぽかぽかと陽気を感じれるくらい。彼女のもう一つの職場であるBAR近くの公園で待ち合わせることに。
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この日も早めについて待ってたが、やはり時間になってもあらわれない。小悪魔系の女のコは遅れるのがデフォなんですね。モル覚えた。
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15分ほどしてようやくボクの方へと歩いてくる人影が。
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モコモコのニットにシフォンフレアのスカート。黒のロングブーツが甘くなりすぎな雰囲気を抑えにかかる。
ボクの脳内をスキャンしたかのようなツボをついたコーディネート。
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いつもパンツスタイルしか見てなかったから女子女子した服装にドキドキしてしまう。
やる時はやりますねこのコ。
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「ごめんなさい、待ちました?」
『生まれる前からずっと待ってた』
「はい?」
『いや、間違えた。なんでもない。行くぞ』
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公園内のベンチとか林で場所だけ決めて適当に動いてもらうと、しゃがんだり落ち葉ぶん投げたりといろいろ動いてくれる。
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慣れてないとは言ってたけど、逆にふつうに遊んでる感覚が良かったのか自然なカットが撮れた。
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休憩に立ち寄ったカフェの中で撮ったばかりの写真を見せると、「なんかぜんぜんちがーう♪」と喜んでもらえた。
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夕景の中で最終カットを撮り終えた後は、お礼に一杯奢ってくれるというので彼女の働いてるBARへ。
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階段を登りドアを開けると、シフトが入ってない日に彼女が来たことで店長さんも驚いた様子だったが、横にいるボクの姿を見るとうんうんとうなづいて奥のほうのソファ席に案内してくれた。
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ウィスキーがウリなのか、カウンターの壁一面に所狭しと並べられ、奥には樽から直接注げるジャックダニエルが。
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オトナな雰囲気にあてられ彼女と同じ銘柄をソーダ割りで頼んで乾杯する。
歩き回って撮影したあとの乾いた喉にしみこむように入ってきた。
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「今日はありがとうございました♪」
『いや、こちらこそ。すごい女のコらしい服装だったからいろいろ捗ったよ』
「捗るってwww 変なことに使わないでくださいね」
『しねーよバカ!』
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軽口をたたきながらお代わりを重ねていく。洋酒の類はあまり得意ではないため、すぐ酔いが回ってしまう。
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今ならいいだろうと、つい気になってたことを聞いてみた。
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『で、店長とはうまくいきそうなの?』
「なんのことです?」
『こっちじゃなくて、カフェのほうの』
「ん?...あぁ、あの人奥さんいますよw」
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あれ?てっきり彼に恋してるのかと思ってたんだけど、それも勘違いだったのか?
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ボクがキョトン顔をしていると、クスクスと微笑み、また小悪魔のような表情を浮かべた。
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「もしかして以前、挨拶の事言ったから妬いてました?」
『ちげーよ。ただちょっと応援しようかどうするか迷ってただけだ』
「えーなんで迷うんですか?」
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小首をかしげ上目遣いで言ってきた。
わかっててきいてるな。
仕草は可愛いのにムカつく返事だなこいつ。
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彼女への好意が見透かされてるような照れくささから何も言えずにいると、
「ちょっとチェイサー代わりに珈琲いれてきますね」
とすっと立ち上がり、店長になにやら話しかけカウンターに立つ彼女。
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どうやら本格的なコーヒーも扱ってるみたい。
勝手がわかってるのかテキパキと動く様子をボーッと眺めていたらソーサーに置かれたカップを2個運んできた。
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はいっ♪
と渡されたラテにはやはりぼっちの象徴、シベリアのキツネ。
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うん、まぁそうだろう。
ただ焦って描いたのか、いつも作ってくれてるのと違い、中途半端な線がキツネを取り囲むように入っていた。
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早速いただこうとカップを持つと
「あ、ちょっと待って待って」
と彼女がソーサーから自分のカップを持ち上げ横に並べてきた。
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やっぱ撮影するのね。
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一生懸命2つのカップの角度を調整する彼女。よく見ると、彼女のラテにも横向きのキツネが描かれていた。
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カップを並べるともう一方のキツネにキスをしている様子が浮かび上がる。
2つのカップが合わさって、失敗だと思っていた線は2匹のキツネを取り囲む♡になっていた。
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スマホをかまえてる彼女のほうを向くと、照れてるのか、はにかむような表情を見せている。
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しばらく眺めていたら、スマホをテーブルに置いた彼女が意を決したように深呼吸した。
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ふだんボクがビッチだなんだとバカにしている快活な彼女はなりを潜め、人が入れ替わったかと思うくらい控えめで純情そうな少女がそこにいた。
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何度目かの深呼吸のあと、上半身ごとこちらに向き直した彼女は潤んだ瞳を真っ直ぐボクに向けて、店内のガヤガヤとした喧騒にかき消されそうなほどの小声で言ってきた。
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「あの...よかったらボッチはやめにして、クリスマスあたしと過ごしてもらえませんか」
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#エンダァァァァイヤァァァァ (4回目)
#シベリアのキツネ ~ fin ~
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2015/12/30

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