猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 4月3日 06時33分
おとといの夜から体調いまひとつの彼が「それでもちょっと行ってくる」と、出かけた土曜日の夕暮れ時。仕事を手を休めて、いつもの買い出しにモノプリへ行った。
コンフィチュールのコーナーで、声をかけてくる白髪の老マダムがいた。
「ごめんなさいねぇ。ちょっとこれ、見てほしいの。ボンヌ・ママンのコンフィチュールはこれでいいのかしら?
グロゼイユ(フサスグリ)のコンフィチュールが欲しいのだけど、これじゃないのかしら?」。
マダムが手にしているのは、ボンヌ・ママンのだったけど、ミラベルだった。それで、これはグロゼイユじゃないですよ……え?値段?えーと…ミラベルなら1.95€ですね。あ、果物の種類によって値段が変わりますよって伝えた。
マダム……あんまり目が見えていないのか。それで、もうひと瓶探したいと言うので、付き合おうとすると「もう大丈夫よ。あなたの時間を無駄にしてしまうから。ありがとう。助かったわ」と、マダムはコンフィチュールを探しに行った。
ひとり暮らしなのかしら? ご家族はお近くにお住まいなのかしら? まるで亡き祖母を気遣うような気持ちになった。
穏やかに日が暮れていく。
なにげない日常しかない日常の幸せよ。東京とパリ、私の幸福の価値観はひとつも変わらない。
#猫パリ #猫沢エミのインターナショナル五十路ライフシフト #猫沢エミリーパリへ行く
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2022/4/3