Boojilさんのインスタグラム写真 - (BoojilInstagram)「🌸桜満開。東京おかっぱちゃんハウスの桜、毎日じっとこの土地を守って、春になるとこっちをごらんよ。と、花を咲かせてみんなを笑顔にさせてくれるとても優しい桜の樹です。  わたしは東京に暮らす前、中南米〜南米を旅していました。  あの旅で培ったものは、色彩のエネルギーとその自由さ、手仕事の高度な技術、そしてそこから生まれる人と人とのコミュニケーションの重要さ。東京に戻り、その自分の見てきた景色を、少しずつ分かち合い、ひとりひとりの暮らしが少しでもいい豊かなものになったら嬉しい。  そう思って、お店をこの古民家で立ち上げ、絵を描きながら、様々なイベントを開催してきました。結婚、出産を経て、夫が脱サラしてからは、仕事のパートナーになり、彼がお店で自分の得意なことがなんなのか、やりたいことはなんなのか模索し、そのサポートを子育てをしながら8年間、もうこれ以上ないくらいやり切ったように思います。彼が大学生だった頃から、遡れば約20年応援してきた。  内側に何か光るものがあるはずなのに、それがなんなのか彼自身気付けないまま、時は経ち、私たちは38歳になりました。  振り返ると、わたしがやりたかったこと、実現したかった夢はいつからか、彼の夢のサポートをすることで大切な場所を譲るような形へと変化していったように思います。  流れるままに今にたどり着いていて、今になってこの形になったのは仕方ない、彼がずっとくすぶっていた自己表現に辿り着いたことを素直に喜ぼうと思います。今日をスタート地点とし、過去にとらわれず、今からこの場所で何ができるか。  そう考えるようにしたら、希望に満ち溢れた場所であるはず。楽しいと思うこと、みんなで笑い合える事、きっとまたわたしはここで生み出せると思う。  この8年で世界も大きく変わってしまい、それぞれの価値観も変化し、求められるものも、変化している。求められるものを仕事にするんじゃなくて、自分が求めるものを形にするから求められるんです。お金じゃなくて、情熱がないとスタートしても続かない。  右往曲折、いろんなことがあったけれど、不思議なもので彼は彼で絵の道を選んだ。まさかね〜同じ世界に踏み込むとは思っても見なかった。  この8年、ずっとこの大きな桜の樹は我が家の変化を見守り続けてきました。わたしが幸せなときも、苦しくて泣いたときも、そしていま少しだけ弱っているわたしをも、優しく包んでくれているようです。  自分の新しい道を選び抜いた時、人はものすごい力を発揮するように思います。それは誰でもない、自分の力を信じたからこそ湧き出るエネルギー。誰かに頼まれたり、誰かに支えてもらったから生まれるものじゃない。      夫とは知り合って20年。結婚して8年。 もう私ができることは全てやり切ったと、思っていて。 いい意味で手放すことを決めました。それは彼のためでもあり、自分のためでもある。互いの幸せをそれぞれが責任をもって頑張る。我儘を押し通すんじゃなくて、認め合う、そういうパートナーシップを組めたら良いなと思います。  今年いっぱいでパートナーだった夫は、東京おかっぱちゃんハウスを卒業します。わたしはまた新しいパートナーを探すため、新しい出会いをたくさん求めるでしょう。  わたしの中にある"愛する"という感情は、その人を支え、応援することです。夫婦、家族とはそういうものだと思っていました。世界は広い、いろんなパートナーシップがあるんです。この歳にして初めて知ること、たくさんあるんだなぁって。  でもこれからは考え方を変えて、わたしがわたしを愛すること、わたしが誰よりも大事な自分のパートナーであり、自分を全力で応援することに決めました。  これまでの経験で力を込めて精一杯、働き尽くす経験も経たから、毎日深呼吸したり、身体を労ったり、そんな自分を優しく愛でながら、絵を描く人生もいいな。と最近は思います。  なんか、最近自分の死がとても近くにある気がして、はて?最後までせかせか仕事に追いやられていたいかい?と、自分に問うとやっぱりわたしはいつだって笑顔でいたいし、絵を描いて、誰かを笑顔にしたいんだと感じます。  こどもたちもいるし、愛しているよ全力で。でも、母であるわたしより、わたしはわたしを生き抜きたい。  母業なんてあと10年そこらでメインの仕事は終わっちゃう。今から未来の私につながることを、楽しみに自分の土壌をふかふかに整える。そこからたくさんの芽が出て、やがて小さくとも可愛らしい花が咲けばと思います。  この桜の樹を勝手ながらずっと自分を見守ってくれる優しい友達だと思っていました。良い時の私も、悪い時の私も全部あなたは知っているのに、何ひとつ声を発さずに、そのまま変わらずに優しく側にいてくれる。  わたしはそういう絵が描きたい。厳かに飾られたいわけでもなく、あなたのそばに寄り添えるような。眺めると優しい気持ちになれるような、そんな絵を、ずっと描き続けられるようにわたしを新しく育てていく。  春が来るとちゃんと花を咲かせて、わたしだけでなくみんなを優しい気持ちにさせてくれるあなたを、心から尊敬しています。わたしもそんなあなたのように、どっしりとした人間でありたいなと思う。  この春のことを、わたしは一生忘れないと思う。」3月30日 9時48分 - boojil

Boojilのインスタグラム(boojil) - 3月30日 09時48分


🌸桜満開。東京おかっぱちゃんハウスの桜、毎日じっとこの土地を守って、春になるとこっちをごらんよ。と、花を咲かせてみんなを笑顔にさせてくれるとても優しい桜の樹です。

わたしは東京に暮らす前、中南米〜南米を旅していました。

あの旅で培ったものは、色彩のエネルギーとその自由さ、手仕事の高度な技術、そしてそこから生まれる人と人とのコミュニケーションの重要さ。東京に戻り、その自分の見てきた景色を、少しずつ分かち合い、ひとりひとりの暮らしが少しでもいい豊かなものになったら嬉しい。

そう思って、お店をこの古民家で立ち上げ、絵を描きながら、様々なイベントを開催してきました。結婚、出産を経て、夫が脱サラしてからは、仕事のパートナーになり、彼がお店で自分の得意なことがなんなのか、やりたいことはなんなのか模索し、そのサポートを子育てをしながら8年間、もうこれ以上ないくらいやり切ったように思います。彼が大学生だった頃から、遡れば約20年応援してきた。

内側に何か光るものがあるはずなのに、それがなんなのか彼自身気付けないまま、時は経ち、私たちは38歳になりました。

振り返ると、わたしがやりたかったこと、実現したかった夢はいつからか、彼の夢のサポートをすることで大切な場所を譲るような形へと変化していったように思います。

流れるままに今にたどり着いていて、今になってこの形になったのは仕方ない、彼がずっとくすぶっていた自己表現に辿り着いたことを素直に喜ぼうと思います。今日をスタート地点とし、過去にとらわれず、今からこの場所で何ができるか。

そう考えるようにしたら、希望に満ち溢れた場所であるはず。楽しいと思うこと、みんなで笑い合える事、きっとまたわたしはここで生み出せると思う。

この8年で世界も大きく変わってしまい、それぞれの価値観も変化し、求められるものも、変化している。求められるものを仕事にするんじゃなくて、自分が求めるものを形にするから求められるんです。お金じゃなくて、情熱がないとスタートしても続かない。

右往曲折、いろんなことがあったけれど、不思議なもので彼は彼で絵の道を選んだ。まさかね〜同じ世界に踏み込むとは思っても見なかった。

この8年、ずっとこの大きな桜の樹は我が家の変化を見守り続けてきました。わたしが幸せなときも、苦しくて泣いたときも、そしていま少しだけ弱っているわたしをも、優しく包んでくれているようです。

自分の新しい道を選び抜いた時、人はものすごい力を発揮するように思います。それは誰でもない、自分の力を信じたからこそ湧き出るエネルギー。誰かに頼まれたり、誰かに支えてもらったから生まれるものじゃない。    

夫とは知り合って20年。結婚して8年。
もう私ができることは全てやり切ったと、思っていて。
いい意味で手放すことを決めました。それは彼のためでもあり、自分のためでもある。互いの幸せをそれぞれが責任をもって頑張る。我儘を押し通すんじゃなくて、認め合う、そういうパートナーシップを組めたら良いなと思います。

今年いっぱいでパートナーだった夫は、東京おかっぱちゃんハウスを卒業します。わたしはまた新しいパートナーを探すため、新しい出会いをたくさん求めるでしょう。

わたしの中にある"愛する"という感情は、その人を支え、応援することです。夫婦、家族とはそういうものだと思っていました。世界は広い、いろんなパートナーシップがあるんです。この歳にして初めて知ること、たくさんあるんだなぁって。

でもこれからは考え方を変えて、わたしがわたしを愛すること、わたしが誰よりも大事な自分のパートナーであり、自分を全力で応援することに決めました。

これまでの経験で力を込めて精一杯、働き尽くす経験も経たから、毎日深呼吸したり、身体を労ったり、そんな自分を優しく愛でながら、絵を描く人生もいいな。と最近は思います。

なんか、最近自分の死がとても近くにある気がして、はて?最後までせかせか仕事に追いやられていたいかい?と、自分に問うとやっぱりわたしはいつだって笑顔でいたいし、絵を描いて、誰かを笑顔にしたいんだと感じます。

こどもたちもいるし、愛しているよ全力で。でも、母であるわたしより、わたしはわたしを生き抜きたい。

母業なんてあと10年そこらでメインの仕事は終わっちゃう。今から未来の私につながることを、楽しみに自分の土壌をふかふかに整える。そこからたくさんの芽が出て、やがて小さくとも可愛らしい花が咲けばと思います。

この桜の樹を勝手ながらずっと自分を見守ってくれる優しい友達だと思っていました。良い時の私も、悪い時の私も全部あなたは知っているのに、何ひとつ声を発さずに、そのまま変わらずに優しく側にいてくれる。

わたしはそういう絵が描きたい。厳かに飾られたいわけでもなく、あなたのそばに寄り添えるような。眺めると優しい気持ちになれるような、そんな絵を、ずっと描き続けられるようにわたしを新しく育てていく。

春が来るとちゃんと花を咲かせて、わたしだけでなくみんなを優しい気持ちにさせてくれるあなたを、心から尊敬しています。わたしもそんなあなたのように、どっしりとした人間でありたいなと思う。

この春のことを、わたしは一生忘れないと思う。


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2023/3/30

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